恋愛が登山だとしたら 男性編1

男女差恋愛学07。男女共通。筆者は既婚男性。 

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恋愛は登山に似ていると気づきました。なぜ恋愛がうまくいかないのかも登山で考えると分かりやすいかもしれません。男性編と女性編で分けて、まず男性編をお送りします。

 

男性編1 男性編2 女性編1 女性編2 延長戦

恋愛登山

男性は登山者です。

女性は山です。

恋愛登山の「歩くこと」は「会話」です。関係を深めるのはたくさん会話をして、それを続けることです。そうするとだんだん標高が上がっていきます。

頂上に到達できれば付き合えます。

頂上に旗を刺すのが性行為です。

告白して玉砕などで目に見えて関係が終わるのが滑落です。

アプローチしてもそれ以上関係が進展しない状態が遭難です。

登山者は山の外観を見て「登りたい」と好きになります。

山は登山者が登ってくるのを見て、登頂者にふさわしいか審査し、ゆっくり好きになっていきます。

 

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なぜ我々は滑落してしまうのか

山には1合ごとに関所があり山の許可を得ないと次へ進めません。1合目(挨拶レベル)の登山者が、いきなり5合目(2人で食事)に行こうとしても山に断られます。1合ずつ順番に登っていくしかないのです。頂上・10合目の関所は告白です。1合ずつ登っていき、関係が深まっていき、そのエンディングに告白です。

童貞はいきなり告白してしまうんですよ。(筆者も過去にして無事滑落)

どんな女性相手にも恋愛には順序があり、それを守らないとうまくいきません。各合までの距離が社交的な女性は短く、内向的な女性は長いのも考慮してください。心を開くまで時間がかかるということです。待ってあげると「この人は待ってくれる人だ」と安心してくれます。

登山って難しそうに見えません。歩き続けたらいいだけに見えます。しかし忍耐力が必要です。男性は頂上に早く着きたかったり、歩くのがわずらわしくなって、つい走ってしまうんです。長期戦ですから走ってはいけません。頂上が見え始めても走ってしまいます。焦ると失敗します。最後まで堅実に歩きましょう。

失敗する男性は最短距離を目指します。初対面で「休日何してるの?」「LINE教えて」は女性からしたら踏みこみすぎで、怖いと思われて拒絶されやすいです。男性に登山する力量があってもルート選びで失敗して滑落することもあります。

山はまともな男性が登ってきてくれたら、「自分を選んでくれた」「自分のためにアプローチをがんばってくれている」と嬉しいですが、キモい男性は嫌です。即滑落です。オドオドして登ったらダメ。偉そうに登ったらダメ。登山道にゴミを捨てるなどマナーがないのもダメ。山を大事にして丁寧に登りましょう。

 

1合目

挨拶ができる

2合目

業務的なことを頼める

3合目

雑談を3分できる

4合目

私物を貸し借りできる

5合目

デート1回目

6合目

雑談LINE

7合目

デート2回目

8合目

デート3回目

9合目

夜に飲酒デート

10合目

告白・交際

 

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なぜ我々は遭難してしまうのか

恋愛登山は頂上まで4日はかかります。野営はしますから必ずテントは必要です。近道はないので地道に歩いて登るしかありません。8日かかると食料が尽きて遭難です。山から頂上を目指す気がないと判断されてそれ以上進めません。恋愛登山には時間制限があるのです。

いわゆる友達止まりいい人止まりです。告白すれば滑落ですが、告白しないので進展も滑落もしない状態を保ちます。途中から恋愛対象外にされたり、元から恋愛対象外の場合も遭難と言えます。

1度遭難すると山からは遭難者(友達)としか見られません。そしてそれは基本覆りません。LINEのやり取りはしてもらえますが、2人で夜に会うのは断られたりします。付き合える見込みはありませんでもやり取りはできます。女性側は「生殺しにしてやろう」とは思っておらず、友達だと思っています。

あなたがモタモタしているからです。「私に対して恋愛感情がない」と女性に判定されたのです。実際の恋愛なら連絡先交換から2カ月ぐらいで告白が目安です。それを過ぎると女性からは友達として見られます。表向きは友達ですが、「扱いに困る人」と思われているかもしれません。私への好意がダダ漏れで、私が躱(かわ)してるのに遭難していることに気づいてない。

「最短距離で登山をするな」と書きましたが、「悠長に登山するな死ぬぞ」とも書いときます。

 

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登山者の問題点

男性は思い立った日に、普段着で、最短距離で登り始めます。登頂に4日かかるような山なのにです。すぐに遭難したり滑落したりします。

登山をするなら、その山のことを知って、知識とテクニックを身につけ、装備(身だしなみ)を整えて、安全なルートを通らなければ登れません。登山のテクニックは転ばないため・疲れないためであって、速く登るためのものではありません。

ありのままの自分で登頂できると思ってるんですよ。そう思いたいからです。就職活動なら勉強するし練習するし悪い部分は隠すのに、恋愛なら何もせずに運命的に結ばれるとか思っているからです。そんな訳はないですよ。

今の自分の力量で登れない山や登れないルートはあきらめるべきです。そもそも自分とその山とは合わない場合もあります。このルートでは頂上まで登れないと思ったら、引き返してルートを変えたり、下山してその山をあきらめなければいけません。

でも「ここまで来たのに」と思ってしまう。 失敗する男性は、遭難してもまだ頂上を目指そうとして何年も無駄にしたり、滑落しても何が悪かったかを反省せず同じルートで登ろうとしたり。逆に一度滑落しただけで「俺にはすべて登山は無理」とあきらめたりします。

格闘技なら試合開始数秒で勝つことはあります。山本"KID"徳郁です。でも恋愛は登山タイプなんですよ地道にトレーニングして、地道に準備して、地道に歩く。これらはあまり楽しいことではありません。登山はあまり才能に左右されません。対戦相手と勝ち負けを競う競技でもありません。

頂上に着くまではしんどかったりつらかったりするほうが多いと思います。8合目まで登って強制滑落することもあります。でも頂上に着いたときには全部報われますよ。登山して良かったと。

 

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長いので前後編に分けます。

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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。

※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。

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【雑記】

 「いい人止まり」でお悩みの方は「このまま行けば恋人になれたのに、途中で止まってしまったからいい人なんだ」と考えてしまいがちですが、そもそも乗っている電車が違うのです。この電車に乗っている限り、どれだけ進んでも「恋人駅」に到着することはないのです。

相談相手からステップアップをすると「恋人」になれるとお考えのようですが、相談相手がステップアップしたとしてもせいぜい「良き相談相手」にしかなりません。残念ながら「恋人」になることはないのです。 

高田机上のTwitter https://twitter.com/takatakijou