恋人はあなたの性欲や不安を解消するためにいるのではない
男女差恋愛学13。男女共通。筆者は既婚男性。
前回記事『男と女と結婚と性行為』に書いたとおり、男性は恋人に性行為を求め、女性は恋人に結婚を求めています。ですがその欲求を解消させるために恋人を作るのは良くありません。
恋人ができても意外と解消されない
男性のみなさん、彼女ができても性欲の解消はされません。彼女ができたからといって、性行為したいときにしたいだけできるものではなく、彼女としたら次は他の女性ともしたくなります。ある程度解消されることはあっても満たされはしません。本能的に沢山の女性と性行為したいので、1人の女性で満たされることは決してありません。
女性のみなさん、彼氏ができても不安の解消はされません。彼氏ができたからといって、浮気、人間関係の変化、結婚、出産など新しい不安が生まれます。不安はなくなりませんが、彼氏がいない不安よりはましかもしれません。
男女の欲求が露骨に現れるのが、セカンド恋人に求めるものです。男性は本命彼女だけでは満たされない性欲を解消しようとします。女性は本命彼氏に振られる・死なれる・うまくいかなくなる不安を解消しようとします。
彼氏の悩み
「もっと性行為をしたい」(でもこれを伝えたら性行為させてくれなくなるかもしれない)
「こんなプレイをしたいと頼んだら引かれるだろうか」(引かれたら性行為させてくれなくなるかもしれない)
「浮気したい」(バレたら性行為させてくれなくなるかもしれない)
いや、将来のこととかも悩んだりしますよ?
なぜ男性はこんなにムラムラしているのか。性欲の男女差を表にしました。20歳男性の性欲を100とした場合。出典は齋藤勇さんの本のはずですがどの本か不明。
男性 |
女性 |
|
10歳 |
40 |
15 |
15歳 |
70 |
20 |
20歳 |
100 |
25 |
25歳 |
95 |
40 |
30歳 |
90 |
55 |
35歳 |
70 |
70 |
40歳 |
50 |
65 |
45歳 |
35 |
40 |
50歳 |
30 |
20 |
20代の男女のギャップですよ。男性はとても我慢しているんですよ。女性の30代後半は妊娠できるラストチャンスなので性欲が増します。30代の男性は衰えるし仕事の責任が重くなるのですれ違います。妻の性欲不倫が増えるのはこの時期です。
彼女の悩み
「彼氏の返信が来ない・遅い」
「彼氏は浮気しているのかもしれない」
「彼氏がいない友達と話しづらい。人間関係が崩れそう」
「彼氏は結婚してくれる気があるのか。いつしてくれるのか」
「彼氏からの気遣いが少ない。この人と付き合い続けていいのだろうか」
「出産したら仕事は?」
「この人は家事・育児してくれるのだろうか」
「彼氏の親とうまくやれるのだろうか」
彼氏ができたらできたで、彼氏の気持ちや将来について不安が生まれます。男性に比べたらとてもまともだと思います。他人のことなので自分にはコントロールができない不安になります。こっちが人生の選択について悩んでいるのに、彼氏は今日性行為ができるかを気にしています。現実こんなもんですからね。
相手に期待・要求しすぎたらダメ
「私のことが好きならこうしてくれるよね」
「普通恋人ってこうしてくれるものだよね」
自分が「これを不満に思っている」ということを、相手は想像もしていません。なぜなら相手はそれを不満にしてないからです。彼氏側が「彼女とのLINEのやり取りが足りない」と不満に思うことはあまりありません。彼女側が「性行為の回数が足りない」と不満に思うことはあまりありません。
なので期待しているのに応えてくれない、要求して断られてストレスになります。相手の気持ちを疑ってしまいます。「自分に恋人ができたらこんなことをしてほしい」と思っている人は既に期待と要求が始まっています。
理想のクリスマス
「彼が3カ月前から予約してくれた大人気のレストランでディナー。ワインで乾杯。彼からのプレゼントは私が欲しかったアクセサリー。憶えててくれたんだ。彼は『来年は特別な指輪をプレゼントするから』だって。幸せ」
「彼女の家に行くと、ミニスカサンタの彼女が。性行為。彼女が作ったクリスマス料理とケーキを食べて、何度も性行為。幸せ」
こいつらが付き合うと殺し合いになります。
話し合いをしましょう
揉めるカップルほど話し合いがなく、揉めたときにはもう口論であり、建設的な話にはなりません。揉めた後日、落ち着いて話し合うかといえば、お互い「また揉めたくない」と話しません。話し合わないので何も解決せずまた揉めます。彼女側は友達に愚痴ってスッキリしますがそれも問題は解決しません。
不安・不満に思ってることは言葉にして伝えましょう。大体相手はそのことに気づいていません。そして満額回答を求めるのではなく、お互い譲歩して折衷案を見つけましょう。
お互い許容できる範囲の負担でルールを決める。彼氏は既読スルーせず返事をする。彼女は要件をまとめて送り、なるべく少ない往復で済ませる。仕事中には送らない、夜何時以降は送らないとか。月1回は彼氏の要求を聞いてあげるとか、年に1回彼氏の誕生日には要求を聞いてあげる。
不安・不満を怒って伝えてはいけません。怒ると彼氏は彼女を敵認定して、「負けたくない」「正論でも敵の言う通りにしたくない」となってしまい、和睦は困難になります。
彼氏が黙り込む。これには色々理由があり、男性は考えることと喋ることが同時にできない、喋ったことで不利になりたくない、口論で女性に勝てないのが分かっている、プライドで謝りたくない・負けを認めたくない、などで黙ります。こうなると話は進まないので一服しましょう。黙るようなら彼女が追いこみすぎです。
生理前に込み入った話はしないようにしましょう。女性は生理前に情緒不安定やイライラしやすくなりますが、その状態で込み入った話をすると感情的になりやすいので、話すのは生理のあとにしましょう。男性は彼女の生理周期を知っておくべきです。彼女の生理前に揉めそうな話や行動は控えましょう。
女性と付き合うなら、相手の不安の解消はある程度義務です。男性と付き合うなら、相手の性欲の解消はある程度義務です。面倒くさいことなので気が乗らないと思いますが、そこさえ押さえとけば関係がうまくいきやすいポイントです。
恋愛に必要なのは戦略です。男女差を踏まえて恋愛戦略を考えていきましょう。
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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。
※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。
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【雑記】
2年目が過ぎたあたりから、彼女がイライラし始めてさ。誕生日とかクリスマスとか祝っても明らかにムッツリしてて、理由を何度も聞いてもだんまりで教えてくれなくて、言われたのが「自分で考えて」で、は?となった。今思えばプロポーズ待ちだったんだと思うけど、わかんないからさそんなの。
でも俺が質問しても自分の不安を言わずに「あなたが考えて」ってぶん投げてくる女とは絶対に何十年も暮らせない。
彼女たちの共通点は結婚願望があったにもかかわらず、思い込みのみで完結させて彼とコミュニケーションをとらず、別れる時になってようやく結婚願望をぶつけているところ。
・自分の望みを把握していない、ゆるふわ思考
・自分の望みを相手にはっきりと伝えていない、曖昧判定
・「怖くて事実確認ができない」など、不安からの地蔵化