なぜ「そこまでしたくない」と思ってしまうのか 1
男女差恋愛学77。男性の恋愛編。筆者は既婚男性。
「めっちゃ彼女欲しい!!!」とあなたは言う。じゃあオシャレしたら? 美容院行けば? 合コン行けば? ペアーズやれば? あなたはこう言う。「そこまでしたくない」 男性の恋愛の1番の障害かもしれません。なぜそこまでしたくないのか。まずはプライドの問題からです。
童貞のプライドをシン・ゴジラで説明する
「花森大臣。いつでも射撃を開始できます」
「了解しました。総理、本当に始めますよ。いいですね」
「分かっている。やってくれ」
「アタッカー1、CP、巨大不明生物への射撃を開始せよ。射撃開始、繰り返す、射撃開始、送れ」
「CP、アタッカー1、了解、射撃する。目標正面、巨大不明生物頭部、距離300、発射用意」
「射撃待て! 射撃待て!」「なぜ撃たないんだ?」
「目標周辺に人影を確認! 射線上に住民がいる!」
「まだ人がいる! 射撃の可否を問う!」
「まだ人がいる! 射撃の可否を問う!」
「まだ人がいる! 射撃の可否を問う!」
「人が残っています。射撃を開始して構いませんか?」
「総理。撃ちますか? いいですか? 総理!」
「中止だ! 攻撃中止! 自衛隊の弾を国民に向けることはできない!」
「アタッカー1、CP、攻撃中止、待機維持! 送れ」
「了解。射撃中止! 待機する!」
この状況を男性の恋愛に置き換えたら
ゴジラを倒す=彼女ができる
民間人が死ぬ=プライドが傷つく
民間人が死なずにゴジラを倒すのが理想。民間人が死んでゴジラを倒せないのが最悪。
民間人が死ぬけどゴジラを倒すのが、許せるか許せないかが男性によります。プライドが傷つくけど彼女ができる。つまりモテる努力や自分からアプローチをして、彼女を作るのを良しとするのか。それは現在の自分の否定になりますが、プライドが傷つくかどうかはその男性によります。
映画では民間人が死ぬのが絶対ダメという判断だったので、ゴジラを倒そうとしませんでした。民間人が死ぬかもしれない、という可能性がある時点で無理。総理大臣にとってはゴジラ被害で何万人も死ぬよりも、「お前が命令したから1人の民間人が死んだ」と言われるほうが(保身を含めて)嫌だったのです。
プライドが傷つかない恋愛はない
恋愛活動をしない男性は「プライドが傷つきたくないから」とは言いません。「どうせ無理」「恋愛に興味がない」「女性はイケメンが好き」と言って自分を納得させます。「傷つきやすい俺」というのは格好悪いからです。
プライドが傷つくことのない恋愛とはどんなものでしょうか。自分は努力せず、自分からアプローチせず、自分の好みの女性が自分を好きになってくれて、女性からアプローチや告白をしてくれて付き合う。そんな恋愛はないですよ。
恋愛活動において傷つくことは避けられません。そんなに傷つくのが嫌ですか? それはそれで「心が弱い俺」を認めることになるのではないですか? 恋愛が成就するのは当たっても砕けない男性です。
「そこまでしないといけないなら彼女なんて欲しくない」「傷つくぐらいなら一生彼女なんていなくていい」とストレスなく思えるならいいですが、そこまで達観できないなら恋愛活動をしたほうがいいです。5年後に「あのときがんばっていれば」と思いそうならやるべきです。
自分の感情(プライド)と話し合わないようにしましょう。「やめておこう」「様子を見よう」みたいな結論になります。
「妥協をしろと言うのか」
しろと言っています。童貞のプライドを捨てることが妥協と言うなら、彼女がいる男性はみんな妥協してますよ。本来はそこまでしたくなかったけど、やっぱりそこまでしないと彼女はできないよねという妥協です。原子力発電所はないほうがいいけど、やっぱりないと生活できないよねという妥協です。
みなさんはここまでの人生で、自分は妥協せずに彼女ができる人間ではない、ということはすでに分かっていると思います。これからの判断基準は「彼女ができることに近づくのか」です。「こんな服を着ていて彼女ができるのか」「こんな休日の過ごし方で彼女ができるのか」と自問してください。妥協してリア充みたいな人間になってください。
筆者もがんばらなければ妻と交際はできませんでした。妻は筆者を恋愛対象にはしていなかったからです。自然に惹かれあうことはなかったので、妥協して自分からアプローチして好きになってもらいました。
男性だけの会議をすると
恋愛とは別の話になりますが、男性だけの会議をすると発言する人としない人に分かれます。発言しない人は世界で1番無駄な時間を過ごします。もう発言する人だけで会議やってあとでペーパー配れよ。
発言する人は、自分の力を誇示したい、他者との競争に勝ちたい、出世したい、自己満足、などイキリ迷惑童貞に近い動機で発言します。
発言しない人は、ミスしたくない、ミスを見られたくない、競争したくない、評価されたくない、恥ずかしい、面倒、など地蔵童貞に近い動機で発言しません。
ちなみに女性だけの会議をすると、和やかなムードで意見を出し合い、すべての意見に「それも良いですよねー」と言って話が進みません。目標が「何かを決定すること」ではなく「対立しないこと」なのでこうなります。
長いので続きます。
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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。
※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。
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【雑記】