初会話は始球式
男女差恋愛学88。男性の恋愛編。筆者は既婚男性。
初会話は野球の始球式に近いです。山なりで投げていいし、ノーバウンドで捕手が捕れれば十分です。暴投で捕手が捕れなくても、それはそれで笑いが起きてOKになります。初会話も多くを求められてはおらず、無難なやり取りをするだけでいいのですが、多くの男性は失敗します。
始球式でしてはいけないこと
みなさんは自分が始球式をするとしたらどんな投球をしたいですか? 男性としたらノーバウンドで捕手に届かないと恥ずかしい気がしますよね。できれば速い球をストライク真ん中に入れて歓声が上がってほしいですよね。
始球式でしてはいけないこと、それはガチ投球です。
ガチ投球というのは恋愛でいえば、好印象を持たれようとしたり、好意を示す言動で恋愛のアプローチをすることです。男性は女性を外見重視で好きになるので、初対面でもう好き候補になったりします。それゆえにもうアプローチを始めてしまう男性がいます。
山なりで暴投→笑い ガチ投球で暴投→スベる
初対面で女性がまず考えるのは「この人は私に危険を与えてきそうかどうか」です。次に考えるのは「この人は私に不快・不利益を与えてきそうかどうか」です。初対面でアプローチはナンパと同じように、「危険」で「不快」だと思われます。ましてや恋愛初心者ならほぼ失敗します。
山なりで当たり障りなく話して、変なことを言ってしまっても笑って済ませることはできます。ですがガチ投球で失敗したら、というかほぼ間違いなく失敗しますが、恋愛対象外にされてもう取り返しはつきません。時間をかけてアプローチすればうまくいったのに、ということも大いにあります。
恋愛対象外どころか、相手女性はあなたが危険で不快であることを周知します。そのコミュニティの女性全員があなたを恋愛対象外にします。人間性も疑われますので嫌われますし、ゴミを見る眼です。仕事なら支障も出ます。
ガチ投球でストライク→パスボール
ストライク投球(まともな男性のまともなアプローチ)だとしても、相手女性はまさかガチ投球が来るとは思っていません。山なりが来ると思って快速球が来たら、女性は「こんなストレート投げれるんだ。素敵」ではなく「怖っっっっ!!!」と感じてドン引きです。
イケメンであっても「心的距離感がおかしい」「体目当てだろ」と思われます。やはり初対面でアプローチは異常なんですよ。ヤバい人と認定されます。
初対面で不必要な連絡先交換はやめましょう。まだあなたを信頼はできていません。
握手しようとすんなよ。お前が女性の手を握りたいだけだろ。完全にヤバい奴じゃん。
山なり投球でいい、というよりも初対面は山なり投球じゃないとダメですよ。最初は山なりで投げる男性であることを示して安心してもらわないといけません。それなのに「俺はその辺の男とは違うから」と、速球を投げたり変化球を投げたり一塁牽制したりするんですよ。
男性同士はいきなり食事に行く
職場に新人男性が入ったら、先輩男性が「飯食いに行こう」と言い新人は従います。先輩が食事を奢って手なずけます。「お前の面倒を見たり食事を奢ったりしてやるから、俺を慕え。俺を尊敬しろ。俺の言うことを聞け」という意味合いがあります。
筆者はこういうのが嫌いですが、まあ仕事としては円滑になると思います。このやり方を女性にしてはいけません。女性には通用しませんし、ドン引きされます。
ちなみにここで新人が「自分の分は自分で払いますので」と言うと、それは「あなたの配下になるつもりはありません」という意味合いになり対立を生みます。女性の場合も「あなたに好意を持たれたくないです」と受け取られます。
逆に投球をしないのも問題
オドオドしている。目を合わせない。小声。早口。挙動不審。自分から声をかけることはない。訊かれたことに単語だけで答える。会話が続かない。
緊張しすぎ。嫌われたくない。邪険にされたら傷つく。ガツガツしてると思われたくない。童貞なのをバレたくない。何を話したらいいか分からない。相手は自分なんかと話したくないはず。
これは地蔵童貞に多いです。こんな初対面だとやっぱり足切りされます。彼女なんてできないですよ。
「山なりならいつでもストライク投げれるし」
と思っていても、普段経験しない緊張感で手元が狂います。普段女性と話していないなら、声が上ずったり、変なことを口走ったり、上手く喋れなくなります。
実際の始球式でも、東京ドームの収容人数は5.5万人、甲子園は4.7万人で、それだけの人に一斉に見られる中で投球する訳です。山なりを投げるのは簡単でも、状況がそれを難しくします。
始球式を舐めている意識がダメなんです。山なりで投げる練習をしましょう。女性店員さんと緊張せず話せるぐらいにはなりましょう。
余談
野球民にとって始球式と言えば、ソフトバンク摂津投手です。
最早背景テンプレです。「摂津立ち」という言葉もできています。
恋愛に必要なのは戦略です。男女差を踏まえて恋愛戦略を考えていきましょう。
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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。
※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。
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【雑記】
「アルバイト先の同年代の人たちと仲良くなりたいけれど、誘って
嫌がられたら嫌だし迷惑かもしれないから、自分からは誘えない」と話す彼。
実際に話しかけると、気が合う人とは自然に話が弾むもの。相手に興味があれば、質問ができるし、話のネタを考えようと思わなくても、どんどん会話は続いていきます。相手にあまり興味がわかなかったり、話が途切れがちならば、「ありがとうございました」といって別の人のところにいけばいいだけです。