男女差会話学 相槌・オウム返し
男女差恋愛学115。男性の恋愛編。筆者は既婚男性。
恋愛初心者男性に分かりやすく書いているため、女性読者には心外な表現があると思いますがご了承ください。
男性は女性との会話でいかに話すかを意識しがちですが、恋愛においてはいかに聴くかです。話して気分良くなってもらう接待なんですよ。相槌やオウム返しを駆使して、相手女性を話しやすくしてあげましょう。
まず相手の話を最後まで聴こうとしましょう
話を聴かない人は自分が次に何を喋るかしか考えていません。そういう人は相槌どころではなく、自分の話をするタイミングをうかがっているだけになります。相手の発言を受け止める気もありません。
男性が話の途中で口を挟むのは、女性の話を聴いていられないからです。それは話を盛り上げるためだったり、話の道筋を整えるためだったり、自己アピールのためだったり、良かれと思って(またはよく考えずに)していることですが、女性は話を最後まで聴いてくれないと「私の感情を無視された」と感じますので良い結果にはなりません。
男性は相手の理論を否定して、有能さを示したり自己満足したり議論を楽しんだりします。世間で良いとされるものを否定する俺スゲーだったりします。男性同士だと普通ですが、女性は敵意ぐらいに感じますのでやめましょう。第一声で「いや」「でも」はやめましょう。
相槌で伝わる意思表示
・あなたと会話するのが嫌ではない
・あなたと会話をする意欲・時間・余裕がある
・あなたの感情を受け止める気がある
・あなたの話の続きを聴きたい
相槌なんて「うん」とか「へえ」とか言うだけでいいと思っているでしょうが、本来このような意思表示をする目的があります。ですが多くの男性は自分が話したいので、適当な相槌で「聴く気がない」と思われ、自分の話に移行してうんざりされます。「もっとあなたのことを知りたい」「もっとあなたと話していたい」という心を込めて相槌を打ちましょう。
相槌を使いこなしましょう
●感動詞の相槌
1・2秒の相槌で相手の話を止めず続きを促す。自分の感想を短く伝えるけど口は挟まない意思表示。
うん、ええ、ああ、おお、まあ、あー、へー、ほー、はー、わー、ふーん、ええー、うわー、え?、ええ!?、そうなの!?
●感情ワードの相槌
相手の感情を受け止めている意思表示。その感情について続けて話すことを明確に促せる。
快→良かったね、すごいね、やったね、最高じゃん。
不快→嫌だったね、大変だったね、つらかったね、しんどかったね、心配だね、大丈夫?
評価→分かる、俺もそう思う、がんばったね、よく気づいたね、優しいね、偉いね、天才なん?
●悪印象の相槌
目も合わせず生返事。
「うん」「そう」を繰り返す。
「そう?」「なんで?」「ダメだよ」など否定ワードを繰り返す。
「大変だったね」は共感やねぎらいになりますが、「大変だね」は他人事のようで冷たく感じます。「良かったね」も無表情で言うと他人事感が出るので笑顔で。
相槌の前に表情です。相手と同じ表情をしましょう。
相手の話をおいしい食べ物だと置き換える
「どんな食べ物?」→「なんですかそれ?」「○○好きなんですか?」
「おいしそう」→「面白そうですね」「すごいですね」
「食べたい」→「聴かせてください」「教えてください」
「おいしい」→「面白い」「すごい」「なるほど」
「もっと食べたい」→「もっと聴かせてください」「他には?」
「おいしかったです」→「面白かったです」
「また食べたいです」→「また聴かせてください」
言葉にして言わないと伝わりません。いくら話をもっと聴きたくても「そうですか」だけだと相手は「もう聴きたくないのだな」と判断します。
会話というのは共同作業なんですよ。聴き手は聴けばいいのではなく話してもらう意識を持ちましょう。
困ったときは何か言ってるようで何も言ってない相槌
「そうだったんだー」
「難しいよねー」
「なんとも言えないよねー」
「色々あるよねー」
相手のキーワードをオウム返しする
「私は野球が好きなんですよ」に「そうなんですか」ではなく「野球が好きなんですか」と言うほうが話に食いついてる感じが出て相手はその話をしやすくなります。
会話の方向性や終着点を誘導したいとき、相槌よりもオウム返しのほうが具体的に話の道筋をつけやすくなります。
相手が「カープは打順を組み替えたほうがいい」と言ったとき、「なんで?」ではなく「なんで打順を組み替えたほうがいいんですか?」と言ったほうが、相手の言葉を受け止めてる感と親近感が出ますが、使いすぎるとうっとうしいと思います。
「昨日テレビ観てたら」に「昨日テレビ観たんですか」は無意味です。相手が話したいキーワードではないからです。相手の感情やキーワードを読みながら会話しましょう。
大事なのは自分が聴きたい話へ持っていくのではなく、相手が話したいことへ誘導することです。男性は感情の話にあまり興味ないですが、女性が話したいのは感情の話です。
オウム返し3種類
2人でシュークリームを食べるとして
●単純オウム
「おいしいね」
「おいしいね」
相手が言った感情ワードを繰り返す。これは基本なので反射でできるようになりましょう。
●先行オウム
(おいしそうな表情)
「おいしいね」
相手の表情を見て感情ワードを判断して先に言う。
●予測オウム
(タイミングを計る)
(おいしそうな表情)
「おいしいね」
ケーキを食べる前から「おいしいね」という感情ワードを予測しておいて先に言う。
恋愛に必要なのは戦略です。男女差を踏まえて恋愛戦略を考えていきましょう。
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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。
※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。
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【雑記】
NG①「大変だね」「わかる、わかる」
NG②「そうじゃなくて」「つまり」「要するに」
NG③「こうしたらいいんだよ」
NG④「別に……」「うーん」「ふつう」
NG⑤「あの子、かわいいね」
気の利いた合いの手を入れようとしなくていいんです。女性同士で、相槌を打ちながら話をするのは、楽しく話せるようにするため。相槌の役割は、話をしやすくさせることです。だから、タイミングだけチェックして、相手の話が途切れた瞬間「うんうん」「へぇー」とつぶやいていれば十分なんです。