男女差会話学 いじったほうがいい?

男女差恋愛学129。男性の恋愛編。筆者は既婚男性。

恋愛初心者男性に分かりやすく書いているため、女性読者には心外な表現があると思いますがご了承ください。

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褒めるのが難しいならいじるのはどうでしょうか。仲のいい男女はいじり合って笑ったりしています。女性をいじるほうが仲良くなれるのでしょうか。

女性をいじってはいけない

褒めるより難しい、というか厳禁ですハラスメントです

「自分はブスだ」という呪いを持つ女性の多くは、学生時代に男子からブスいじりをされています。「そんなの子供がからかっただけじゃん」と思うでしょうが、女性にとっては一生背負っていく言葉になり、恋愛に前向きになれなくなったり、ひどければ精神疾患を負うことになります

大人になっても同様に傷つきますし、いじってくる男性に敵意を感じますし、もちろん恋愛対象外になります。いじり合っている仲のいい男女は、恋愛に発展しない友達関係で「ここまではいじっていい」という範囲でいじっているので成立します。恋愛初心者には無理です。

女性の前で他の女性を褒めるのも「あなたはそこまでではない」という意味合いのハラスメントになるのでやめましょう。「胸でかいね」「脚きれいだね」は褒めたつもりでしょうけどセクハラなのでやめてください。

f:id:takatakijou:20201011234431p:plain「でも相手女性は笑って応えてくれたよ」

それはその場の空気を保つためだったり、あなたと対立しないようにするためだったり、女性の本意ではありません

あなたが女性から童貞いじりされたらどうですか? 勝手に童貞キャラにされてネタにされて笑われるんですよ。キレたら「冗談じゃん(笑)」「私童貞好きなほうですよ(笑)」とか言われて。

2014年、NHKあさイチ』で司会の有働由美子アナウンサーが、番組内で独身いじりされる場面があり、有働アナは笑顔で応じていました。司会の井ノ原快彦さんは「有働さんは面白く返してくれるとか、いじっても大丈夫な人とかじゃなくて、いじられてどう思うかを常に考えないと。悪意がなくても相手が傷つくなら加害者になりますよ」(要約)と番組内で発言しました。

男性同士の仲良くなり方が女性には通用しない

男性同士では、いじるのは心を許し合っている、仲良しである証拠です。相手をいじることで「僕はあなたに心を許しています」というメッセージになりますが、女性にとっては攻撃や恐怖に感じるので、仲良くなれることはありません

自慢話。議論・討論に持ち込む。あえて逆の意見を言って張り合う。勝ち負けを決めようとする。本音を言い合う。ボディタッチ。すぐ食事に誘う。プライベートで会おうとする。

これらは女性にとっては脈なしだなと感じるアプローチです。もし女性があなたに好意を持っていたとしても「あ、私はこの人から恋愛対象外にされてるのだな」と判断して離れていきます。

女性が自ら自虐ネタで笑いを取ろうとした場合

例えば太った女性がデブネタを言ったとして、男性は「この女性はデブであることをいじってもいいんだ」と判断してはいけません。この女性は他人からデブいじりをされるのが苦痛で、自分からネタにして笑いを取るからいじらないでほしい、という予防線かもしれません

f:id:takatakijou:20201224000005p:plain「こんなだから私彼氏ができないんですよ。ハッハッハ」

と言われたとしたら、1回目は「そんなことないですよ」とフォローを入れましょう。2回目は「そんなことを言わないでください」とシリアスめに言いましょう。「自虐であってもあなたが傷つくことに賛同できません」と伝えましょう。

女性の自虐にも有効なので再掲ですが、女性がミスしたとき、落ち込んでいるとき、ネガティブ発言をしたらフォローして褒めるチャンスです。自己批判は「そんなことないよ」までがセットです。普段から相手女性の褒めるポイントを用意しておかないといけないんですよ。相手の長所や「あのときこうしてくれた」とか観察して覚えておきましょう。

こじつけでも褒めましょう。「絶対にあなたの味方になってあげる」という意志を伝えましょう。

交際後ならいじってもいい訳ではない

相手が嫌だと感じることは交際後でもしてはいけません。交際前にダメないじりが交際後に可能になるってことはないですよ。男性でもそうでしょう。彼女や妻になら自分のコンプレックスをいじられてもいいですか?

「女性をいじりたい」という欲求はモラハラの予兆かもしれません。「いじりを受けいれてくれないなら自分のことが好きではない」なんてことはないですよ。あなたの父親は母親をいじったり大声を出していたりしませんでしたか? あなたでモラハラの連鎖を断ち切ってください。

 

恋愛に必要なのは戦略です。男女差を踏まえて恋愛戦略を考えていきましょう。

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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。

※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。

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【雑記】

けなし合いで親密度を示すのは男の文化だよね。男の人は、仲が良いほど相手の欠点をあからさまにいい合うみたいだけど、女の子は違う。共感して、わかってあげようとするのが女の子の文化なので、好かれたい人をけなすようなことは絶対しません。
だから、いきなりけなされると、愛情表現とは絶対受け取られず、嫌われるのがオチ。だって、凹むもん。けなし合いに慣れていない女の子にとっては、すごくショックだし、「私、嫌われてるかもしれない」と思うかもしれない。

「なんかちょっと胸、控えめだよね」とか「君って、すごく存在感あるよねーー(太っているという意味)」とか、男性には「けなすこと=親しさの表現」のような「じゃれあう」感覚があるんですよね。

女の子同士ではそういう文化はないです。相手と共感したり、かばい合うことを大切にします。まぁ、そのせいで、傷の舐めあいみたいなことをして向上しない女の人たちも少なくないけれど、否定されることがないので、居心地がいいものです。

高田机上のTwitter https://twitter.com/takatakijou

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