男女差会話学 女性の社交辞令に注意

男女差恋愛学134。男性の恋愛編。筆者は既婚男性。

恋愛初心者男性に分かりやすく書いているため、女性読者には心外な表現があると思いますがご了承ください。

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女性が本心と違うことを言う場合を「社交辞令」、本心をオブラートに包んで言う場合を「遠回しに言う」とします。今回は「社交辞令」についてです。

男性には社交辞令が通用しづらい

我々男性はデートに誘った女性に「忙しい」と言われれば「忙しくないときなら会えるんだ」と思いますし、他の男性とデートしているのを見ると「忙しかったんじゃないのか」と腹を立てます。

男性が社交辞令を真に受ける理由は、自分や男同士では言葉には裏がないし社交辞令を使わないから、というのが大きいです。男性は黙って耐えることはできても、本心と逆の言葉や表情を出すことは難しいです。自分がしないから相手もしないし、まして「雑談ができる仲だから本心なのだろう」と勝手に期待して勝手に裏切られたと感じます。

さらに、男性は恋愛では謎のポジティブが発揮されて、女性の言動を社交辞令や脈なしだと判定しづらくなります。男性は言葉のままを受け取るので、「LINEやってないです」と言われたら「マジで? インストールしたらすぐできるよ」と前向きに生きます

女性が社交辞令を多用する理由

表面上の心的距離と実際の心的距離が違うからです

多くの女性は雑談できる心的距離まではみんなに許しますし、女性から積極的に近づけてくれるぐらいの印象があります。それは今後の人間関係をやりやすくするため、女性が自分の身を守るためですよ。とにかく「対立を避けたい」「出る杭になりたくない」という思いで、誰とも表面上の仲良しになろうとします。

女性があなたを褒めてくれるのは、表面上の心的距離なら褒めない訳にはいかないからです。笑顔で接してくれるのも、気遣いをしてくれるのも、そうかもしれません。表面上の心的距離の維持のためなのか、実際の心的距離としてそれをしてくれているかは男性には中々分かりません。

男性のみなさんもウザイ客に「名刺をくれ」と言われたら「今ちょうど切らしてまして」と言うでしょう。電話応対で上司が自分の隣にいても「ただ今席をはずしております」と言うでしょう。これが社交辞令です。正直に「お前なんかに名刺やるか」「上司は今電話に出たくないと言っています」なんて言わないでしょう。

男女の恋愛においても同じなんですよ。女性は相手を傷つけたくなかったり、面倒くさいことにならないために社交辞令を使うんですよ

会話は盛り上がるのにデートはできない

女性が好意的に接してくれて、会話も盛り上がるのでデートに誘ったけど、「忙しい」とか「体調が悪い」とかで一向にデートが実現しなかったりします。相手女性はデートをする気を見せていて、「また誘ってください」と言います。これは社交辞令なのでしょうか社交辞令です

女性の表面上の心的距離には限度があって、その限度まではスイスイ許してくれるので、男性としてはどんどん親密になっていくように感じます。ですが限度のラインに来ると急にシャッターが降ります。それが連絡先交換だったりデートだったりです。会話でもプライベートな話になるとはぐらかされるのは、そこから先は限度を越えているからです。

男性側は混乱します。

f:id:takatakijou:20201011234431p:plain「仲良くしてくれていたのに」
f:id:takatakijou:20201011234431p:plain「相手にも好意があったのではないか」
f:id:takatakijou:20201011234431p:plain「デートする気があるというのに話が進まないし実現しない」
f:id:takatakijou:20201011234431p:plain「弄ばれていたのか」

社交辞令です

対面では好意的だけどLINEは冷たい

相手女性にとってプライベートの時間であなたの対応をするというのが、表面上の心的距離の限度を越えているからです。あなたと対立したくないので連絡先交換は断れませんでした。LINEのやりとりは大きな負担ですし、あなたが目の前にいないので、「寝てた」とか「気づかなかった」とかの社交辞令を駆使します。

再掲ですが、相手からLINEは来ない。ラリーにもならない。優先順位が他の用事より低い。あなたとのやりとりに価値を感じない。あなたと関係を進展させたくない。どうかフェードアウトして疎遠になってほしい。

こちらが話題を間違えたから冷たいのではなく、心的距離を間違えているから冷たくされます。

脈ありか社交辞令(脈なし)か

まずその女性が他の男性にどう対応しているかを見ます。自分にだけ特別好意的なのか、他の男性にもそうしているのか分かるはずです。他の男性にはプライベートな話をしているのに、自分にはしてくれないと気づいて傷ついたりできます。

自分を褒めてくれるとき、緊張感があるかどうか見ます。好意で褒めるときは緊張したり恥ずかしそうしたりします。社交辞令で褒めるときは緊張しません。心から思っておらずサービスで言っているからです。

デートは誘ってみて、実現したら脈ありですし、実現しなかったら脈なしです。事前には分かりません。デートをする気を見せているのは脈ありではありません。会う気があるなら会います。

社交辞令かは相手の今後の行動で判断するしかない

恋愛初心者男性に、女性の言動が社交辞令かどうかは分かりようがないので、考えないほうがいいです。脈ありの前提でアプローチして反応を見るしかありません。

デートを2回断られて代案を出されなかったら脈なしです

デートを2回断られたら「あれは社交辞令だったんだな」と反省すればいいのです。これは結果論でしか判断できません。モテない男性は「あれは脈ありのはず」「アプローチが弱かったからか」と暴走します。笑顔で接してくれたコンビニ店員にいきなり告白したりします。

「脈なしならはっきり言ってくれたほうがいいのに」と思うかもしれませんが、それはあなたの都合です。あなたが心的距離を間違えてアプローチして、女性に社交辞令を言わせているんです

かと言って、全てを「どうせ社交辞令だろう」と考えてしまうと恋愛は全くうまくいきません。失敗から学んで、正しく心的距離を近づけていってください。

 

恋愛に必要なのは戦略です。男女差を踏まえて恋愛戦略を考えていきましょう。

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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。

※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。

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【雑記】

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