付き合いたい女性とのデートは接待

男女差恋愛学153。男性の恋愛編。筆者は既婚男性。 

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前回記事『デートについての考え方』では「デートとは相手女性の都合や要望に合わせたものにしないと成立しない」とお伝えしました。どんなデートをすべきか、の前に相手女性との関係性について踏まえておかないといけないことがあります。

知り合ってから恋人までの関係性

知人→友達→恋人

ではありません。

多くの男性がこう勘違いし、恋人の前に友達になろうとして失敗します。対等な友達から親密度が上がって好きになってもらい、恋人になると思っているでしょう。女性を友達扱いすると、恋愛的には脈なしサインになってしまい、自ら友達止まりになります。男性にとっての友達扱いは男友達の扱いだからです。

言葉遣いが汚い。下ネタを言う。相手のコンプレックスをいじる。「今日暇?」と言う。対戦ゲームをする。議論をする。男性としては気を許してる証拠としてそのようなことをしたとしても、女性は「私が恋愛対象じゃないからそんな雑な扱いをするのか」と感じます

知り合ってから恋人までの正しい関係性

知人→取引先→恋人

取引先なんですよ。恋愛活動とは「付き合ってほしい」という要求を呑んでもらう商談なんですよ。

対等ではありません。こちらは飛び込み営業です。スタートは怪しまれて当然ですから、自分が安全であることやまともさを示しましょう。示さないと商談を聞いてもらえません。そして仲良くなるだけではなく、最終的には買ってもらわなければいけません。

 

デートはプレゼンではない

ここでも多くの男性が勘違いしやすいのが、デートをプレゼンだと思っていることです。自分が恋人にふさわしいことをプレゼンし、他者とのコンペで勝てば付き合ってもらえると。

プレゼンをしようとして、相手女性をゲームセンターに連れて行って、自分の得意な音ゲーで高得点を出してドヤ顔して、以後女性から音信不通になります。男性は「Sランクを取れなかったからか」と悔やみます。音ゲーじゃないにしても男性のプレゼンデートはこうなりやすいです。

男性は「プレゼンをすればするほど分かってもらえる、評価が上がる」と思いがちですが、そうすると女性は「私の感情を知ろうとしてない、受け止めようとしてない」と感じます

デートは接待

人間性や会話力をデート以前の雑談(プレゼン)で示し、女性をどう扱うかをデート(接待)で示します。デートを了承してくれたのは、プレゼンはある程度進んでいてOKが出たということなので、今度は接待意識で「僕はあなたをこうやってもてなします」という特別扱いを示します。

特別扱いというのは友達扱いのことではありません。「俺は他の女性にはこんなにフレンドリーにしていない」と言っても、それでは先述した通り友達止まりになります。特別扱いとは仲良しではなくお姫様扱いです。社運をかけて獲りに行く取引先扱いです。

女性はデート(接待)内容や接し方が自分への評価・価値だと感じます。気遣いやエスコートをしてくれるのか。私のことを分かろうとして、喜んでもらおうとしているのか。本気を出したのか。手間をかけたのか。心をこめたのか。

男性が選んだお店は私を喜ばそうとしているのか。奢りか割り勘かで本気かを判断します。だってビジネスの接待で割り勘だったら本気とは思えないでしょう。そして女性は他の男性からの接待と比べます。

心がこもっていないとダメです。例えば心を込めて作った料理も込めてなく作った料理も味が同じだと思いますが、女性にとっては心を込めたという感情の事実が大事です。女性はそこを見ようとします。

あなたがデートに来ていく服は本気で選びましたか? 時間と手間をかけましたか? 本気でお金を払いましたか?

 

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プレゼンだけでは選んでもらえない

プレゼン勝負ならハイスペ男性が有利のはずですが、ハイスペなのに彼女や結婚ができない男性は人間性と接待で負けているからです。接待で負けていることに気づかず、もっとプレゼンをがんばろうとしたりします。

ロースペ男性でも接待次第で選ばれることはありますし、選んでくれる女性はスペックで男性を判断しない素晴らしい女性なので交際もうまくいくはずです。

それでも「プレゼンをしたい」という男性に分かりやすく言うと、女性に「この人性行為下手だろうな。独善的で一方的にして自己満足するんだろうな」と思われます。

プレゼンなしで接待

営業が商品説明なしで接待を持ちかけてきたらどう思いますか? 商品に問題があるから接待でゴリ押そうとしているのかと感じますよね。売れさえすればいいという感じもします。

雑談する仲でもない女性をデートに誘うのは、プレゼンなしで接待を申し込むようなものなのです。怪しまれて当然でしょう。雑談をすっとばしていきなり接待を申し込んでOKされるとしたら、外見が相当良くて初対面コミュ力が相当高い男性、つまりナンパです。

同じ職場にいる女性でも雑談する仲でもないのにデートに誘うのはほぼナンパです。多くの男性は「ナンパなんて無理」とか言いながらナンパに近いことをして断られているんですよ。だって雑談する仲になれればデートはしてもらえます。デートに誘うのが早すぎるんです。雑談する仲になれないなら外見や会話に問題があるので見直しましょう。

接待では感情を説得する

恋愛って感情で決まるものじゃないですか。あなたが女性を好きになるのも理性的な判断でそうなったからではないと思います。接待では「自分は優秀です」ではなく「あなたを大事にします」という訴求を中心にしなくてはいけません。

デートではどうやったら相手が笑顔になるかを考えてください。自分にとって喜ばしい結果をイメージしていたらそれはプレゼンになってしまいます。

手料理をふるまうように。自分の「おいしい」ではなく相手の「おいしい」。自分の有能さを示すためではなく相手の喜ぶ顔を見るため。事前に雑談で相手の好きなもの苦手なものを知っていないといけない。準備8割、本気の準備。作るだけではなくどんな演出をしたら喜んでくれるか。

 

恋愛に必要なのは戦略です。男女差を踏まえて恋愛戦略を考えていきましょう。

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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。

※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。

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【雑記】

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