奢り・割り勘問題 前提の話
男女差恋愛学154。男性の恋愛編。筆者は既婚男性。
デートを考える前に、デート代をどうするのか決めておかなくてはいけません。各地で論争が起こっている奢り・割り勘問題についてです。まずこれ1本の記事で収拾がつく話ではないんですよ。この話に関しては2万文字ぐらいでお前達を殴りたいので心してお付き合いください。
誰が誰とどういうシチュエーションなのか
1.男性が付き合いたい女性と食事
2.女性が付き合いたい男性と食事
3.男女共に恋愛対象ではない食事
4.交際している男女の食事
5.会社などの飲み会
1番の場合だと思いますが、ごちゃ混ぜに語られている可能性もあります。2番の、女性から誘ったデートで、男性は脈なしだと思っていても、女性に奢らないといけないのか。高校生同士や大学生同士でも適用なのか。女性からすると低収入男性だと割り勘でいいけど、高収入男性が割り勘だと脈なしにする場合もあります。
奢り・割り勘問題でのシチュエーションは、
社会人男性が付き合いたい女性を男性から誘った食事での会計(収入差があまりなく、年齢差もあまりなく、立場の差もあまりなく、普段雑談する仲でのデート)
ということでお願いします。
支払方法の種類
奢り対話派
奢るつもりでいて、女性から何か申し入れがあったら話し合って決める。申し入れがなければそのまま奢る。
奢り強硬派
絶対奢ろうとする。奢らないと気が済まない。割り勘派の女性と押し問答になる。
男性が多めに支払う
女性に会計の2割~3割、もしくは女性が食べた分の半額程度を要求する。
アバウト半額
女性に1000円単位で半額程度を要求し、残りを男性が払う。男性のほうが多く食べたのに半額折半だと女性は反感を持つ。
1円単位半額
きっちり1円単位で折半する。1番恋愛対象外になる割り勘。
別会計
お互いに自分が注文した分を支払うので最も公平。ですが「あなたを特別扱いしています」という感じは0。
割合を変える(本命なら奢る)
奢る割合 |
相手 |
10割 |
本命 |
6~9割 |
恋愛対象 |
1~5割 |
恋愛対象外 |
男性は「基本奢る」「基本多めに払う」などのスタンスを持っていると思いますが、結局相手によって変える人がほとんどだと思います。デートでの様子を見て変えることもあります。
割り勘派の男性は新垣結衣にも割り勘なのか。部下や後輩にも割り勘なのか。高校生相手でも割り勘なのか。
アンケート・データ
交際前に希望する支払方法
【男性】奢る 23%
【男性】多め 35%
【男性】半額 37%
【女性】半額 56%
【女性】男性多め 29%
【女性】男性奢り 14%
(交際前?)デートでの支払いはどうすることが多いですか?
【男性】奢る 29.8%
【男性】多めに 40.1%
【男性】半額 27.9%
(「全部払う」「自分が多めに払う」と回答した人)デートでの支払い、実は半額折半にしたいと思いますか?
【男性】思う 41.5%
【男性】思わない 58.5%
初めてのデートで割り勘にしますか?
【男性】する 29.4%
【男性】しない 70.6%
【女性】する 56.9%
【女性】しない 43.1%
初めてのデートは男性が全額おごるのが正解だと思いますか?
【女性】思う 44.0%
【女性】思わない 56.0%
初デートのご飯代を奢らない時ってどういうこと?
【男性】脈なし 31%
【男性】脈ありだけどそれとこれとは別 69%
初デートで割り勘にした場合、「次(2回目のデート)はナシ!」が本音ですか?
【男性】はい 17.4%
【男性】いいえ 82.6%
奢り対話派男性「奢りでもいいけど、女性が少しでも払ってくれたら嬉しい」
割り勘対話派女性「割り勘でもいいけど、男性が奢ってくれたら嬉しい」
という男女が多数派なのではないでしょうか。
半額折半を希望する女性が約半数いますが、「奢ってもらうのは見返りなど気にして精神的負担なので割り勘がいい」という女性や「劣等感を感じるので奢られたくない」という女性もいます。
奢り派の男性が2~3割なのは以前より少なくなったと感じます。若者の○○離れと言いますが、若者に興味や欲求がなくなったのではなく、単純にお金がないから買えないという事情が大きいです。
恋愛離れも同じです。デートをする経済的負担が生活を圧迫する時代なのです。デートができない。するならお金をかけずにしたい。付き合ってくれるか分からないならしない。奢ったほうがが良いのは分かってるけど、割り勘にして女性がそれを許してくれるか判断したい。
お金の問題を乗り越えるのが恋愛ではないのか、とも感じると思いますがお金のない男性には死活問題なので、軟弱者め恋愛をするなとは筆者は言えないです。
そもそも奢り・割り勘論争しているのは誰か
奢り派の男性「奢ればいいじゃん。女性が『払います』って言えば断るし、それでも『払う』って言うんならもらえばいいじゃん」
割り勘派の女性「割り勘するつもりで行って、『奢る』って言われたら奢ってもらえばいいし、割り勘なら『あ、そういう人なんだな』と思って払えばいいじゃん」
割り勘派の男性「低賃金だし、男女の賃金格差が表れるのは30代から。男性に奢らせようとする女性だとATMにされそう」
奢ってもらう派の女性「付き合いたいくらい私が特別な存在だというなら、その証明として奢るはず。別に数千円が惜しいわけではない」
このように、奢り派の男性と割り勘派の女性は自己完結しているので論争に参加しません。論争しているのは割り勘派の男性と奢ってもらう派の女性です。
割り勘派の男性はお金の話をして、奢ってもらう派の女性は気持ちの話するので、議論になっていませんし歩み寄りもできません。お互いに自分の村から出ないでください。
高田机上の見解
奢り・割り勘問題に1つの正解はありません。その男性と女性の価値観や関係性や状況によって変わるので、お互いが納得する支払方法を目指すのが正解に近いと思います。
割り勘派の男性は割り勘派の女性と付き合えばいいし、奢ってもらう派の女性は奢り派の男性と付き合えばいいんです。それならお互いが納得できますから。
詳しくはあとの記事に書きますが、男性は奢る前提で相手に合わせるのがいいです。奢られるのが嫌な女性もいるので絶対奢るのがいいとは言えません。付き合いたいなら特別扱いをしないとそれが伝わらないので、見返りは求めず奢りましょう。
女性は割り勘前提で相手に合わせるのがいいです。「この人とのデートだと絶対奢りじゃないと嫌だな」と思う相手ならそもそもデートは断ったほうがいいです。
男女共に支払い方法だけでは相手の気持ちは分かりようがありません。気持ちを知ろうと相手を試すのは、とても失礼な行為なのでしてはいけません。脈ありか脈なしかは次のデートを誘って来てくれるかどうかでしか分かりません。
恋愛に必要なのは戦略です。男女差を踏まえて恋愛戦略を考えていきましょう。
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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。
※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。
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【雑記】
筆者は脈なし女性相手でも奢る派です。かっこつけたいとか優しいとかではなく、1番何も考えなくていいし気にしなくていいからです。あと奢り・割り勘問題を実体験で語れるほどデートをしていません。