奢り・割り勘問題 男性は交際したいなら奢れ
男女差恋愛学157。男性の恋愛編。筆者は既婚男性。
男性が付き合いたい女性との食事での会計はどうするのがいいのでしょうか。奢ったほうがいいみたいに言われますが、奢らなかったら付き合ってもらえないのでしょうか。
奢る前提で相手に合わせる
相手がどうあれ奢ろうとするのが無難です。振られる要因を減せます。
女性が積極的に払おうとするのは、脈ありの場合も脈なしの場合も両方ありますが、奢ると決めておけば駆け引きをしなくていいし、少なくとも経済力の不安は持たれない。
付き合いたいなら特別扱いをしないとそれが伝わらないので、相手への脈ありサインとして奢る。
奢る男性が多数派であり、割り勘だとライバルは奢るのにあなたは奢らないという状況になる。
脈ありでの割り勘は女性からすると「あわよくば安く済ませたいという感じがダサイ」「手を抜いても付き合えると思われたのか」「特別扱いはしないけど特別な関係になりたい、と言われても支離滅裂」と感じます。
割り勘にするなら振られてもいい覚悟でする。あとに振られたとして「あのとき奢っていれば」と思うぐらいなら奢る。
割り勘にしても次のデートも友達として来てもらえるでしょうが、告白は失敗するとしても割り勘にする?
奢られるのが嫌な女性もいるので絶対奢るのがいいとは言えません。奢るつもりでも相手が奢られるのが嫌ならしないほうがいいです。割り勘派の女性との会計は次の記事で書きます。
実際どういうやり取りで奢るのかはデート編で書きます。
割り勘は脈なしサインになる
女性の多くは「好意があるなら奢る(多めに払う)はず」と考えています。それが「あなたを特別扱いします」という脈ありサインだと思いますし、多くの男性はそうしているからです。
男性に好意があって割り勘にして、次回のデートに誘うと女性は困惑します。
「割り勘は脈なしサインじゃなかったの?」
「経済力ないの? なくても見栄を張る気はないの?」
「割り勘でも来ると思ったの? 私のほうがあなたを好きだと思ってんの?」
デートは接待です。あなたが営業から接待を受けて、ファミレスで割り勘だったらどう思いますか? 「えっ? お前からの商談でわざわざ来たのに、こっちが会いたくてお前が仕方なく対応したみたいな扱いをすんの?」と思うはずです。
ライバル男性たちはその女性に奢る
あなたはその存在を知らないだけで、魅力的な女性にはアプローチをしている男性が何人もいます。ナンパされたり痴漢されたり付きまとわれたりもしています。
女性はデートをしてもいいと思った男性の中で、男性の魅力と私をどれだけ特別扱いしてくれるかを比べます。割り勘だと会計の面で必ず負けることになります。自分の魅力に自信がありますか?
奢る派の男性の多くは「男性が奢るのが正しい」と思っているのではなく、「男性が奢ったほうが恋愛がうまくいくから自分はそうしている」だけです。奢ってもらう派の女性を支援する気はないです。むしろ「奢ってもらって当然」と思っている女性を敬遠します。
相手女性の意向を判断して話し合う
「告白は男性からすべき」と思っている男女より「告白はどちらからでもいい」と思っている男女のほうが恋人ができやすいというデータがあるそうです。自分への「すべき」は制約やプレッシャーになりますし、相手への「すべき」は自分の都合を押し付けることになります。
交際がうまくいくかは話し合いができるかどうかが大きいです。交際前のデートで、デート内容や支払い方法を2人で話し合って決めることができるかを相手女性は見ます。
「男性は奢るべき」「女性は奢られて喜ぶべき」というのは自分にも相手にも押し付けです。経済力よりも対話力を重視する女性が多いはずなので、奢ることより話し合って決めることを優先しましょう。
奢りじゃなくても多めに払う口実は用意しておく
食事では必ず相手女性よりも値段を上回るように頼みましょう。男性が1000円で女性が2000円の会計で男性が奢る・多めに払うとしたら女性は心苦しくなってしまいます。割り勘の方向で話が進んでも「僕のほうが多く食べてるから」とせめて多めに払うようにしましょう。
お金がない人はどうすればいいのか
予算ありきで計画的にデートをしましょう。まずデート3回目で告白します。1回目のデートをカフェで1000円、2回目のデートを昼食で2000円、3回目のデートを夕食・飲酒なしで3000円。全て自分が奢って1万2000円。デート3回を1カ月以内で済ます。
お金がないならどうせ着倒した服を着ているはずなので、デート用の服を2セットを買いましょう。ユニクロのマネキン2体の上下を買って3万円。それぞれデート1回目と2回目に着ます。どうせ靴も履き倒しているので新調して1万円。3回目のデートはスーツを着て「さっきまで仕事だったんです」とか言えばいいです。
5万2000円捻出してくれ。振られても衣服は引き継げるのでデート代1万2000円。これが最低ラインですから、これで難しいならもう恋愛はあきらめてください。
かといって見栄の張りすぎは生活費を賭けた競馬のように、冷静ではいられなくなってデートがうまくいかなくなるので、身の丈に合ったデートをしましょう。あと初デートで見栄を張って、その後のデートでお金のかけ方を下げたら相手女性は「手を抜かれた」「私は脈なしか」と感じます。
脈なしの相手にも奢るのか
「付き合ってくれないなら奢る意味はない」とか言うコスパ論者だからモテないんですよ。
全てのアプローチが実るわけではないので、掛け捨ての必要経費だと思いましょう。「最小限のコストで交際まで行きたい」と思っていると、女性はそれを察知するので失敗します。
たとえ脈なしに変わったとしても、今日のデートはこちらの都合で引き受けてくれて、相手が時間を作ってくれて、労力をかけて来てくれて、おしゃれまでしてくれたんですよ。それを脈なしだから、もうデートすることはないから、もう会うことはないからと割り勘にするのは男性のスタンスとしてモテないですよ。脈ありの相手にもそれが伝わります。
女性はあなたのことが脈なしなのにデートに応じてくれた可能性もあるんですよ。「断ればいいじゃん」ってあなたと対立したくないからできなかったんですよ。デートに来てくれたことに感謝できないなら、これも恋愛はあきらめてください。
奢れば付き合えるのか
男女共に支払い方法だけでは相手の気持ちは分かりようがありません。脈ありか脈なしかは次のデートを誘って来てくれるかどうかでしか分かりません。「割り勘にしても次のデートも来てくれるか」など相手の気持ちを知ろうと試すのは、とても失礼な行為なのでしてはいけません。
男性は会計の時に相手女性がどうするか観察するよりも、デート中に相手女性が楽しんでいたかのほうを観察すべきです。デート代を奢れば、お金を沢山かければ交際に近づく訳ではありません。
恋愛に必要なのは戦略です。男女差を踏まえて恋愛戦略を考えていきましょう。
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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。
※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。
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