モテない男性の恋愛とお金の話
男女差恋愛学163。男性の恋愛編。筆者は既婚男性。
前回まで『奢り・割り勘問題』を書いてきましたが、モテない男性の恋愛とお金の話をしておきます。冒頭の画像は拾い物ですが、この男性にとって結婚の意義は性行為ができることなのでしょう。なぜこんな悲しい人間になってしまったのでしょうか。
モテない男性は女性に値段をつける
男性全般の話ではなく、モテない男性の話をします。モテない男性が普段接する女性というのは、AV女優、アイドル(YouTuberやVTuberを含む)、夜職女性です。まあ「視聴する」も接するに含めさせてください。現実女性からは無視や嫌悪をされています。
どれも男性のために用意されたもので、男性が気持ちよくなるように作られていて、金銭が絡みます。料金が発生する仕事の女性にしか相手にされないのです。
女性はお金を払わないと相手をしてくれない。お金を払うと気持ちよくしてくれる。モテない男性はその感覚でしか生活したことがないのです。
その感覚を現実女性や恋愛に持ち込んでしまい、恋愛もコンテンツの1つという感覚になります。この女性と付き合えるなら何円払うけど、こっちの女性だったらその半額なら払ってもいい。交際や性行為を目的にお金を払うけど、うまくいかないので「騙された」「お金が無駄になった」と感じる。
デートに遣った1万円があれば、男性向けコンテンツで気持ちよくなれたのに。どうしても比べてしまう。デートは1万円払った上に、女性に接待みたいなことをしなければいけない。金を払ったんだから接待を受ける側だろ俺は。対価もなく、みじめな思いしか得られない恋愛や現実なんてクソゲー。
女性(女体)=料金の発想になる
「好きじゃない男と性行為するのは100万円もらっても無理」
「自分との性行為に100万円の価値があると思ってるのかよ」
「???」
キャバ嬢「キャバクラの料金」
「高い。それだけの価値が自分にあると思うの?」
「(その高い金払わないとお前は女性に相手されないんだろうが)」
中年女性「痴漢された」
「女として見られて(価値がまだあって)良かったね」
料金思考のあるモテない男性にとって、女性が痴漢に怒るのは「自分のお金(性的価値)を盗られたから」だと考えます。女性は痴漢をレイプだとして語り、モテない男性は痴漢を少額万引きだとして語るので話がかみ合いません。痴漢は女性の心を破壊するのでレイプとして考えるべきです。
肌を露出した服を着た女性は呼び込みをしているように見える。「ネイルは男ウケ悪いよ」→男性から見た価値が下がるよ。「かわいげがない」→接客レベルが低い。自分より年収が高い女性は生意気。老人女性にはこんなことを感じないので、やっぱり女性の若いことは価値なんですよね。
もしかして女性のことを経済動物のように見ている?
料金の対価を求める
お金を払うことを料金として捉えているので、お金を払う自分は客の立場、女性は店の立場で考えるようになります。女性に料金を払う対価や見返りを求めるので、「いくら払ったら付き合ってくれるのか」と考えますし、振られたら「デート代を返せ」と返金を求めます。
「付き合ってほしいからお金をかける」のではなく、「お金をかけるから付き合ってほしい」になります。恋愛に損得感情が入ってしまう。料金相応の見返りが確約されないと動けない・好きになれない。信頼関係ではなくギブアンドテイクの関係を築こうとする。
結婚したらお金を分ける見返りに、家事・育児・介護・性欲処理をしてくれるのか。専業主婦には「誰に食わせてもらっていると思ってんだ」と言う。
人間性にも影響する
自分なんてお金を払わないと相手をしてもらえないと思っている。
女はどうせ金目当てだろ。だって金払わないと優しくしてくれないし。(これまでの人生でお金を払わず優しくされたことがない)
思いやりや無償の愛や心のつながりが理解できない。自分の行動で他人に喜んでもらいたいと思うことがない。他人と信頼関係を築けたことがない。同性の友達がいないか同類。
女性の人間性に興味がないので会話がうまくいかない。容姿を褒めて、食事を奢って、プレゼントをあげて、告白すれば付き合えると思っている。
恋愛に否定的になる
恋人が欲しいが恋愛がうまくいったことがないので、「恋人は不要」のスタンスで自我を保つ。
自分に恋人ができるイメージが持てない。男女交際なんて都市伝説では?
他人を喜ばせるより自分を喜ばせるためにお金を遣ったほうがよくない?
恋愛より趣味にお金をつぎ込むので生活満足度が高い。好きな女性がいても恋愛活動自体、趣味活動に使うお金や時間が減ってしまうので生活満足度が下がる。恋愛活動でプライドが傷ついても生活満足度が下がる。それなら恋愛活動はしない。
(再掲)脈あり:半額・別会計
恋愛意欲が低い。その女性を本気で好きでもない。彼女は欲しいけどお金は遣いたくない。割り勘でも気にしない女性なら彼女にしてもいい。
振られたら奢ったお金が無駄になる。奢り派だったけど振られ続けて嫌になった。奢って見返りを期待すると裏切られるから。奢れば付き合ってくれるなら奢る。
割り勘にしておけば振られたときに言い訳や予防線を用意できる。女性とは付き合えないけど振られたときにプライドは保てる。「振られたのはあのとき割り勘にしたからか。ということはこの女性は男性が奢って当然だと思っているのか。付き合わなくて良かった」
女性=料金の考え方は治るか
他人に親切にしてみましょう。困っている人を手助けしてみる。「大丈夫ですか?」と訊いてみる。損得勘定ではない行動をしてみましょう。
他人に手助けを頼んでみましょう。きちんと言葉にして、頭を下げてお願いしてみてください。結構助けてくれる人はいます。親切にしてもらったらお礼を言いましょう。
いや、無理か。女性=料金なんてもう常人ではない。根深い。ごめん解散。
恋愛に必要なのは戦略です。男女差を踏まえて恋愛戦略を考えていきましょう。
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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。
※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。
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【雑記】
「女が性犯罪に怒るのは自分の性的価値を奪われたと思うから」と思っている男にとって、女が性犯罪に警戒するのは「自分の性的価値を自覚した自慢」であり、特に若くない、美しくない女に対しては「性的価値がない癖に思い上がっている、寧ろ被害に遭ったら価値を見出されたと有り難がれ」となるらしい pic.twitter.com/6p6hZlFnEU
— 茄子の花 (@kiss_a_mikan) 2020年9月13日