男女差会話学 男性は情報交換、女性は感情共有
男女差恋愛学96。男性の恋愛編。筆者は既婚男性。
恋愛初心者男性に分かりやすく書いているため、女性読者には心外な表現があると思いますがご了承ください。
前回は「会話で重視するものの男女差」でしたが、今回は「会話(雑談)の目的の男女差」についてです。
「えっ、そんなの情報を交換する以外にある? お互いに考えていることや知っていることを伝え合うためでしょ?」
それは男性の会話であって女性の会話は違うんですよ。
女性は快感を求めてしゃべる
みなさんは夕方女子中学生2人が道端に座って話していたり、炎天下の道端で中年女性2人が立ち話をしているのを見たことがあると思います。女性は深夜に電話をしたり、長電話8時間をするなど男性には理解ができないほど会話をしようとします。
それはしたいからしているのであって、女性はしゃべって共感されるのが快感です。快感だから何時間でもしゃべり続けます。男性は「何をそんなに話す内容があるんだ」と感じますが、話の内容はなんでもいいし、結論がなくてもいいし脱線しても構いません。自分たちもなんの話をしているか分からなくなるぐらいです。それでいいんです。話の内容に納得したら快感ではなく、自分の感情に共感してもらえると快感だからです。
快感とは別に、マイナスの感情を抱えきれなくなると「聴いてほしい!」となる場合もあります。そのときは深夜でも女友達に電話をかけることがありますし、女友達もその事情が分かるので聴いてあげます。男性なら「こんな夜中に電話なんて失礼だろ!」と怒るはずです。
女性はしゃべらないと感情を消化できない
男性は「自分でそう思ったんだから、他人がどう思おうが関係ない」と思えます。自分1人で感情を完結できます。それ故に自己満足に走りやすく相手の気持ちを考えなかったりします。
女性は「自分はこう思ったが、他人はそう思わないなら腑に落ちない感じがする。自分の思いを共感されたい」と思ってしまいます。女性は喜怒哀楽の感情を、インプットと同じ量をアウトプットしないと(会話で共感してもらわないと)感情を消化できません。
女性は複数人で行動することが多いのはライブで感情を共有したいからです。1人でおいしいものを食べても「この経験を話したい」となりますし、「一緒においしいものを食べたよね」という経験にもしたいです。
女性が話したいこと1つにつきバスケットボール1個抱えていると思ったらいいです。3個はもうヤバイです。内容によっては強めの尿意ぐらい切迫して「聴いてほしい!」となります。
「不便じゃない?」
不便ですよ。めっちゃ不便ですよ。男で良かったですよ。
女性の話はほとんど感情の話
例えばあなたに彼女がいて「明日って晴れるかな?」と言われたらあなたはどう答えますか?
「知らない」
「確か晴れだったよ」
「今スマホで調べる」
「神に訊けよ」
こんな感じだと思います。不正解です。彼女はガッカリします。
もし男性に「明日って晴れるかな?」と言われたら、それは天気の情報を知りたがっていますので情報の話をすればいいです。しかし相手が女性ならばそれは感情の話だと前提したほうがいいです。
模範解答は「晴れたらいいよね」です。これ天気の話ではなく私の感情の話なんですよ。女性は天気を知りたければ自分で天気予報を調べます。「晴れるかな?」は「私は晴れてほしい」であり、その感情を受けとめてほしかった訳です。それなのに天気の情報の返答をされると「私の感情が無視された」と感じます。
男性は「分からねぇよそんなこと」と感じてもしょうがないと思います。誰も教えてくれないですから。この場面でも彼女は黙って幻滅して、「こう返答してほしかった」とは教えてくれないですよ。だってあなたと対立するほうが面倒ですから。ただ女性側も男性に女性同士の会話を求めるのは間違っています。だからみんな男女差を学んで歩み寄りましょうよ。
男性が大事なのは情報、女性が大事なのは感情
岩月謙司さんの本(どの本か分からなくなりました)でこんな男女差が紹介されていました。男女で遊園地デートをしたあと、アトラクションの楽しかった順番を女性は言えますが男性は言えません。アトラクションに乗った順番を男性は言えますが女性は言えません。これは大事にしているデータが男性は情報で女性は感情だからです。
会話においても、男性にとって会話は情報の入力・出力の手段であり、その情報に目的があると考えます。女性にとっては会話が目的であって内容によって左右されません。テニスのラリーを楽しんでいるのと同じです。感情の共有ができれば会話は成立します。ただし男女でそれは難しいです。
女性は感情を重要視するだけに、過去の嫌だったことを鮮明に憶えていますし忘れません。一字一句レベルで憶えています。恨みは一生根に持ちます。
感情の話をしましょう
あなたは「痛いの痛いの飛んでいけー」としてもらったら嬉しいですか? もちろんそれで科学的に痛みが和らぐことはないですが、相手が自分のためにわざわざおまじないを唱えて痛みが和らぐことを祈ってくれたその心遣いが嬉しい。これが感情の話なんですよ。
女性に感謝するときは「ありがとう」よりも自分の感情を伝えてみましょう。お礼に何か奢るよりも心的距離が縮まりますよ。
「手伝ってくれて助かったよ。すごく嬉しかったよ」
「女性さんが気づいてくれて嬉しかったよ」
「女性さんにそう言ってもらえて元気が出たよ」
恋愛に必要なのは戦略です。男女差を踏まえて恋愛戦略を考えていきましょう。
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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。
※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。
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【雑記】
男性は知識、状況、結果の共有をしたがります
— とら婚(ФωФ)~趣味を変えず、出逢いを変える~@1月4日大阪オフィスOPEN! (@ToraCon_Akiba) 2019年4月11日
女性は過程、感情の共有をしたがります
お互いが「話を聞いてくれた!」と思うのは、男性は称賛や感嘆された時、女性は話を促されたり共感されたりする時
お互いのコミュニケーションの違いを理解していないと、それはもう苦痛の時間は繰り返されます
男女差会話学 会話の男女差
男女差恋愛学95。男性の恋愛編。筆者は既婚男性。
恋愛初心者男性に分かりやすく書いているため、女性読者には心外な表現があると思いますがご了承ください。
会話には男女差があります。みなさんは会話の男女差について学ぶ機会もなく、まして意識することもなかったことと思います。男性の会話と女性の会話、どちらが正しいとか上か下かではなく、ただ違いがあるだけです。異性と付き合うにはそれを分かっておくとうまくいきます。
会話で重視するものの男女差
男性
【方針】無能と思われたくない。女性に好意を持たれたい。
【行動】自慢。批判。議論。助言。解決。知識披露。責任転嫁。
【短所】上から目線。審査員気取り。無自覚パワハラ。年下・女性を下に見る。相手のことを考えない。対立する。嫌われる。勘違い。迷惑。
女性
【方針】対立したくない。嫌われたくない。相手と感情を共有したい。
【行動】共感。賛同。同調。我慢。演技。八方美人。
【短所】空気を読むことに必死。自分の意見・本音が言えない。相手に舐められる。パワハラ・セクハラを受ける。親に縛られる。
【恋愛短所】断れない。男性に脈ありだと思われる。雑魚男性に付きまとわれる。ストレス。
男女共に「自分がどう見られたいのか」が会話に表れます。
原始時代の会話
実は男女には意識差がある! 古来男は狩りに行き女は集落で共同作業を行っていた! それゆえに男の会話はもちろん解決が最重要であり! 女の会話は共感こそが最重要だった! なぜなら集落での孤立は死につながるからだ!
原始男「ケガをした!」男「すぐに縛って血を止めろ!」
男「マンモスだぁ!」男「後ろから攻撃しろ!」原始女「木の実取りに行ったらすごく寒くてさぁ」女「うわ大変だったね~!」
もし男の会話が解決よりも共感を重視していたらこうなる!
原始男「ケガをした!」男「うわたいへ~ん」
男「マンモスだぁ!」男「えーすっご~い」そのため男はとにかく会話で目的や解決を重視してしまう!
男性同士の会話
議論的で解決やオチを目指し、簡潔にやりとりし、話の結論が出るとその会話は終わります。話が脱線して戻らなかったり、話が結論に至らずダラダラ続くのを気持ち悪く感じます。
口数が少なく沈黙が平気。気を許すほど会話が減ったりします。「今日こんなことがあったけど、相手は別に興味を持たないだろう」と思ったら話しません。自分の感情の話をあまりしません。
競争・勝負が好きなので議論やゲームやスポーツで張り合って楽しみます。敵対心がある訳ではなく、犬がじゃれあうようにリラックスして遊んでいる感覚です。
相手を馬鹿にする言動は気を許している証拠で、それを言っても許してくれる相手なので言えます。漫才をやっているようなノリです。
「俺納豆好きなんだよ」
「えーなんでー? 俺納豆なんて食えないよ」
「お前納豆の良さ分かんないのかよ。子供かよ」(笑顔)
「あんなもんよく食えるなお前。おかしいだろ」(笑顔)
女性同士の会話
自分の感情の話をしようとします。「何があったか」よりも「どう思った」を話題にします。その感情についてお互いに共感が大きくて多いほど関係性が強くなり安心します。
「楽しいよね」「うん楽しいね」と感情の共有の確認を重視し、話の内容の整合性などは気にせず、話に解決やオチを目指しておらず、話が脱線しても結論に至らなくても構いません。
恐怖である対立を避ける、つまり仲良くすることを目指そうとします。仲良しの会話でお互いの結束を深めたり維持します。嫌いな相手とも対立を避けるため、表面上の仲良しの会話をします。もちろんストレスが溜まります。女性社会ではコミュニケーション能力がないと生きていけません。
沈黙は気まずく、相手に気を許してないから話すことがないと捉えます。「このままだと対立してしまう」と焦り、会話をしようとします。相手を馬鹿にする言動なんてもってのほかです。長年の友達同士で許されるとしても、しない女性のほうが多いです。
「私納豆好きなんだよ」
「そうなんだー。体にも良いよねー(私は嫌いだけど)」(笑顔)
男性対女性の会話
解決の男性と共感の女性では、話の方向性が違うので話が噛み合いません。男女の短所「上から目線」と「空気を読むことに必死」が合致し、男性は偉そうに気分よく話し女性はご機嫌を取るように聴く構図ができあがります。恋愛だとそれに拍車がかかり、男性は好意を持ってもらおうと自分が有能だと示そうとします。
男性は会話にスピードと正確さを求めるので直接的な言い方をします。女性は相手との対立を避けるため遠回しの言い方をしますが、男性は言葉のままに受け取ります。男性同士だとそうだからです。
「今日女性さんの家に行っていい?」
「えっ、私の家散らかってるので……」
「俺の家も散らかってるから気にしないよ!」
「……(断ってるのにウザ! 怖!)」
「私納豆が好きなんですよ」
「えーなんでー? 俺納豆なんて食えないよ」
「……(露骨に対立してきた! 私嫌われてる? 怖い。距離取ろう)」
女性の会話への捉え方
まず対立をしないように気をつけましょう。対立に受け取られるようなことを冗談でも親しくても言わないほうがいいです。
女性が感情の話をしたら共感してあげましょう。議論や否定は自制しましょう。オチはないので求めないでください。
表面上の仲良しの会話をしてもらっても「俺に好意がある」と勘違いしないようにしましょう。
恋愛に必要なのは戦略です。男女差を踏まえて恋愛戦略を考えていきましょう。
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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。
※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。
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【雑記】
男性は、将来に「自分中心の理想」を見て、それを叶えるために「自分に沿う相手を探す/育てる」傾向にあります。どういうことかを解説します。
さらに、女性はコミュニケーションに”共感”を求めます。
「そうではない」「あっちがオススメ」「なら今度●●してみる」ではなく、「わかるー」「そうなんだー」「大変だねー」「ひどいねー」という共感を期待し、自分の気持ちに沿えない回答やコミュニケーションをした男性を「価値観が違う人間だ」と判断してしまいます。
女性と話していると、コミュニケーションがうまくいかないことが実感できるはずです。たとえばズバッと結論をいうと嫌がられたり怖がられたり、遠まわしにいわれて、わからなかったり……。