男女差会話学 カゴ入れ作業

男女差恋愛学110。男性の恋愛編。筆者は既婚男性。

恋愛初心者男性に分かりやすく書いているため、女性読者には心外な表現があると思いますがご了承ください。

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相手が発した言葉を2人の間に置いたカゴに入れるイメージをします。

女性は話したいことを両手に抱えていて、それを降ろさないとキャッチボール会話をできません。会話序盤は相手の話したいことを聴き、相手の話題に喜怒哀楽のラベルを貼って、架空のカゴへ入れる作業をします。

なぜカゴが必要なのか

キャッチボールではないのでキャッチしないためです。相手の発言をキャッチすると自分の意見が芽生えてしまいます。特に反論は言いたくなります。それは発言を自分の体の中に入れてしまうからです。カゴに入れるんです。これは会話じゃないんです。受けとめません。自分ならどう思うかを考えない。

f:id:takatakijou:20200311100327p:plain「私は納豆が好きです」

f:id:takatakijou:20200307231323p:plain誤答「(俺は)えーなんでー? (俺は)納豆のどこが良いの?」

f:id:takatakijou:20200515201218p:plain正答「(あなたは)そうなんだー。(あなたは)何かけて食べるの?」

喜怒哀楽のラベルを貼る

相手女性の話を聴きながら「要するにこういう話」という全体像を判断し、「この話で伝えたい感情」は何か推測します。相手の発言に共感する相槌や発言をする、つまり喜怒哀楽(快・不快)のラベルを貼ってカゴに入れます

この共感は演技で構いません発言を自分の中に入れて処理するからストレスになるんです。発言を手でつかんでラベルを貼ってカゴにすぐ入れるんです。間違ったことや自己中心的な不満だとしてもカゴに入れる。本人としては嫌だったことのラベルなのでそれを貼ってあげます。

文節ごとに感情が違う場合もありますので、話をよく聴き、表情をよく観察して相槌を打ちましょう。

(再掲)会話原則14 感情・所作をシンクロ

女性との会話は共感だといわれて久しいですが、こちらが共感していることを言動で示さないと伝わりません。「めっちゃ分かる」と事実思っても無言・無表情だと女性は拒絶されたと受け取ります。

まず単純に相手と同じ表情をしましょう。これは意識しないとできないですよ。自我を捨て、相手の感情を自分に憑依させてください。

次に相手の話をよく聴き、相手の発言の中で感情を表した言葉は何かを判断しましょう。快の話であれば「それは良かったね」と笑顔で言い、不快の話であれば「それは嫌だったね」と悲しそうに言いましょう。あなたの意見は言わないでください。

 

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相手がカゴに入れたい感情は何か

会話開始10秒以内に見つけてカゴ入れ作業を開始してください。そのために必要になるのが話題予測と表情・外見クイズです。会話開始前に見当をつけます。ヒントは何かあるはずです。仕事後の状況なら「疲れたねー」でいいのです。

相手女性に話したいことが特にない場合もありますし、こちらが判断できない場合もあります。そのときは当たり障りのない話をすればいいです。訊いてもないのに相手が話し始めるのは聴いてほしいからなので話題を変えません。

女性の話したいことというのは、1個につきバスケットボール1個ぐらいです。3個でもうヤバイです。余裕がなくなります。カゴ入れ作業はこのボールを降ろしてあげる作業です。女性は抱えたものが降りると表情や話し方が変わります。ゆっくり話すようになったり、スッキリした感じになります。怒っていたのが急に治ることもあります。

カゴ入れ作業とキャッチボール会話を使い分けましょう。この2つは完全に話し方が違います。カゴ入れ作業が終わったらカゴの中の、相手がもっと話したいことや自分が気になることを取り出してキャッチボールしましょう。

最後にカゴを相手に返すイメージ。男性は持って帰りません。相手女性の感情のはけ口になってはいけません。

カゴ入れ作業の注意点

自分が聴きたいことではなく相手が話したいことを聴きます。まずそれを探す質問を重ねます。相手が話したい話を「あー、興味ないわ。つまんない」と思いながらでも聴きます。女性は「この話題で引かれたらどうしよう」と思っているので、興味を持って聴いてくれて、共感してくれたら嬉しいです。

相手女性が男性の話したい話題を話すときは注意です。聴く男性が語り始めてしまうからです。相手の言葉が尽きるまで我慢してカゴに入れ続けて待ちましょう。

女性が楽しそうに喋っている時は、こちらも笑顔で明るく相槌を打ち、逆に真剣だったり落ち込んでいる時は、こちらも真剣そうなトーンで聴きましょう。

 

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今溺れてんのに泳ぎ方を言われても無理

女性が話したいことをまくしたてるように話すときは、溺れているのと同じです。男性は助けてあげようとして船上から泳ぎ方をアドバイスします。

f:id:takatakijou:20200701090921p:plain「その泳ぎ方をすれば助かるだろうけどパニックで無理」
f:id:takatakijou:20200701090921p:plain「今泳法を教えられても頭に入らない」
f:id:takatakijou:20200701090921p:plain「お前はそれできるだろうけど水泳下手な私には無理」

すべきことは、まず船上に引き上げてあげる。自分はあなたの味方だと伝える。感情の話を聴いて落ち着かせる。

見誤ってはいけないのは、女性が溺れているのは体ではなく心です。カゴ入れ作業は相手女性の頭と心を整理してあげる作業です

(再掲)会話原則2 話を最後まで聴く

男性が話の途中で口を挟むのは、女性の話を聴いていられないからです。それは話を盛り上げるためだったり、話の道筋を整えるためだったり、自己アピールのためだったり、良かれと思って(またはよく考えずに)していることですが、女性は話を最後まで聴いてくれないと「私の感情を無視された」と感じますので良い結果にはなりません。

女性の話を聴くときは「話したいこと(感情)を全部言ったかな」「まだあるかな」と考えながら聴きましょう。分かれば相手が話したいことについて話題を振りましょう。女性は話したいことを話すと表情や口調が変わります。スッキリした感じになるのでその観察も必要です。「私ばっかり話してごめんね」は完了の合図です。

何か言いたくても口を挟まず聴きましょう。先読みして「要するに」「つまり」「それって」「それ俺も知ってる」「○○だったんでしょ?」などと言うのはやめましょう。自分の話は訊かれるか、相手の話が完了するまで待ちましょう。

話を最後まで聴くことが有効な自己アピールになります。だって女性の話を聴いていられない男性のほうが多いんですから。

 

恋愛に必要なのは戦略です。男女差を踏まえて恋愛戦略を考えていきましょう。

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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。

※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。

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【雑記】

元気がなさそうだったり、自信がなさそうに見えるときに「大丈夫?」

と声をかけるのです。この「大丈夫?」こそ、魔法の言葉です。

「大丈夫?」といわれると、女性は勝手に話しはじめますので、「うん、うん」「それで」といいながら、聞いていればいいのです。

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