男女差会話学 「それは(相手の感情)だったね」
男女差恋愛学116。男性の恋愛編。筆者は既婚男性。
恋愛初心者男性に分かりやすく書いているため、女性読者には心外な表現があると思いますがご了承ください。
前回記事『相槌・オウム返し』を応用し、もっと相手女性の感情に共感した話の聴き方を紹介します。
筆者は感情の共感について今まで「演技でいい」と「心を込めて」と矛盾したことを書いていますが、「思っていたら心を込めて、思っていなかったら心を込めた演技で」ということでよろしくお願いします。でもみんなやってることですよ。
「それは(相手の感情)だったね」
●感情ワードの相槌
相手の感情を受け止めている意思表示。その感情について続けて話すことを明確に促せる。
快→良かったね、すごいね、やったね、最高じゃん。
不快→嫌だったね、大変だったね、つらかったね、しんどかったね、心配だね、大丈夫?
評価→分かる、俺もそう思う、がんばったね、よく気づいたね、優しいね、偉いね、天才なん?
「こんなことがあった」
「それは(相手の感情)だったね」
相槌は聴き手の感想の意味合いが強いですが、「それは(相手の感情)だったね」は「あなたがそういう感情になったことを理解しますし共感します」という意味合いで、相槌よりも明確で強く共感したことが伝わります。「それ」とは「その事象によりあなたの中で生まれた感情」という解釈です。
これの有効性と万能性にいまいち納得してないでしょう。自分が言われたい言葉じゃないからです。筆者も相手に「それは(相手の感情)だったね」と言われても別に嬉しくは思いません。ですが女性にはとても響く言葉なんですよ。
ここまでできる男性は中々いないですよ。既婚男性ですらできる人はわずかだと思います。それほどに男性は感情の話に関心がないですし、女性が感情重視なのを分かっていないです。
中級テク 過去の会話データを引き出す
「女性さんはそういうの嫌いだもんね」
「女性さんは前にもそういうことあったよね」
「女性さんの立場だと難しいよね」
女性は「私の発言を憶えてくれている」「私の人間性を分かってくれている」「私の視点で考えてくれている」「私の意思・気分・体調に配慮してくれそう」と感じます。
こういうことの積み重ねで女性に「この人は襲ってきたりはしない」「セクハラや失礼な発言はしてこない」「デートに誘われたら行ってもいい」と思ってもらえるようになります。
中級テク 「そんなことないよ」
「私なんてダメだから」
「私頭悪いから」
「私モテないし」
「私もう若くないから」
「私ちょっと太った?」
共感して「そうだよね」と言ったら激怒します。オーバー気味に「そんなことないよ」と言って、そんなことがない根拠(捏造でもいい)を提示しましょう。困ったら「俺はそんな風に思ったことはない。なんでそう思うの?」で突破。相手女性の不安を解消し、味方をしてあげましょう。
中には「そんなことないよ」と言わせるため発言する女性や、「そんなことないよ」と言ってくれるか試す女性もいます。頻発するなら撤退を考えたほうがいいです。絶対めんどくさいよ。
中級テク 先取りで「(相手の感情)だね」
今、目の前の女性の気分・気持ちを推察して声をかけてみる。
「寒いね」「疲れたね」「緊張するね」
自分がそう思っていなくても、あなたがそう思っているように自分もそう思っていますと伝えます。相手の反応、特に表情をよく見ましょう。声かけが適切だったか答え合わせして推察力を上げます。練習して技術を上げると同時に、自分から女性に声をかけることに慣れましょう。知らない女性にするとナンパになるのでやめましょう。
中級テク 「なんかあった?」
相手女性の様子が何か違うな、何か話したいけど話しづらいことを抱えているな、と思ったらギャンブルスタートで話を振ります。他にも「元気ない?」「しんどい?」「今日なんか雰囲気違う?」「なんかいいことあった?」など。
相手女性が「聞いて。さっきこんなことがあって 」と話し始めたらギャンブル成功です。「別に何もないよ」と言われたら「そう、なんでそう思ったのかな、あ、そういえば昨日のテレビ観た?」とかでリカバリーしましょう。
上級テク 代わりに感情を爆発させる
「上司にこんなことを言われた……」
「ええー!? それはあんまりだよ! 女性さんは全然悪くないじゃん! ひどい上司だね! 女性さんよく我慢したね。俺だったら無理だよ。あの上司いつもそうだよね。女性さんがこんなにがんばってるのになんとも思ってないよね。俺もすぐ気づいてあげれなくてごめんね。これからもっと気を付けるからね。本当に女性さんは全然悪くないからね。みんなも女性さんががんばってたり気を利かせたりしてるの分かってるからね。今日はもうハーゲンダッツとか買って食べていい日だと思うよ。誰も責める人はいないよ。食べるなら何味にする?」(ここまですべて演技)
前半をキレ気味で言います。落ち着いてなだめるように言ったら効果が薄いです。「俺がその上司に言ってあげるから」は絶対やめてください。女性の人間関係に干渉してはいけません。
女性は「この感情は間違っているかもしれない」「自分が悪いのかもしれない」「みんなはこんなふうに思わないのかもしれない」「このことで怒ったら子供だと思われるかもしれない」「怒りを表明して共感されなかったらみじめ」などと自分の自然な感情を封じ込める場合があります。
女性は「痴漢されたけど私が何か悪かったのかもしれない」と思ったりするんです。「何言ってんの?(笑)」じゃなくて代わりにキレるんですよ。
嬉しいことには自分のことのように喜んであげ、悲しいことには自分のことのように気落ちして気遣ってあげましょう。これが理想の彼氏ですよ。
恋愛に必要なのは戦略です。男女差を踏まえて恋愛戦略を考えていきましょう。
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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。
※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。
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【雑記】