【幕間】高田机上談話
男女差恋愛学『男性の恋愛 基本編』完結!
男女共通編は約7万文字でしたが、今回は10万文字でした。
どうですか、役に立ちましたか童貞のみなさん?
このブログのページビューは増えてきて、年末年始1日800ぐらいありましたが現在は400~600ぐらいです。最高は1082です。どこかで紹介してもらっているのだと思いますがリンク元が分かりません。アクセス解析でどの検索ワードでページに来たか分かるのは、なぜかドコモの検索エンジンだけで、それを見ると「童貞関連」と「恋愛の段階」関連が多いです。「男性が怖い」「既婚者 恋愛」「パーソナルスペース」なども。
僕は記事終盤の「いかがでしたか?」が嫌いなので使っていません。
記事の文字数を約2500字から2000字ぐらいに落としました。男性は長文を読まないだろうという判断でしたが、2000字ぐらいが僕としても丁度いい感じがします。
女性の恋愛編の構想を練っていますが、女性の恋愛の足枷って多いんですよ。男性の場合はプライドや性欲や生活満足度ぐらいなんですが、女性の場合は多岐に渡ります。今も勉強中です。
マイナビウーマン様から執筆依頼をいただき、女性向けの記事を1本書かせてもらい、3月18日に公開されました。嬉しさで1週間で3000字のところ、3日で5000字で初稿。1人でプロとして仕事ができて嬉しかったです。
僕が自分のブログの文体で書き、編集者さんが女性向きの文体に直して公開しました。記事の内容はいつもの僕の感じですが、料理でいったら味付けと盛り付けを編集者さんがした形なので、違った感じに読めると思います。
削った文章は自分のブログで使います。文章の取捨選択は編集者さんが決めることなので、「ここは使ってほしかった」などの不満はないです。僕の意思は介在させていないというか。
彼氏から連絡がこない「本当の理由」|「マイナビウーマン」
赤子は9カ月になり元気です。
家中を這いずります。ハイハイはできそうでできません。つかまり立ちをして転びます。
赤子に顔を近づけると鼻を咬んだり、眼球を取り出そうとしてきます。鎖骨の辺りを爪を立てて掴まれるのが1番痛いです。こちらが痛がると心配そうな顔をします。
朝僕が仕事に行きたくなくて赤子の泣き真似をしたら赤子も泣いた。
7カ月ごろから夜泣きが始まりました。2時間おきに起きて泣いたりします。ひどい時は1時間おきもあります。僕は別室で寝させてもらっているので夜中起きることはないです。僕が休みの日は午前に僕が全部面倒を見て、妻を寝かせる段取りが良いようです。
離乳食はお粥をよく食べてくれます。食事の途中にのけぞって嫌がる時がありますが、理由はよく分かりません。
仕事と育児を両立すると、記事を週2本更新していましたが週1本になりました。不満はありませんし、読者に申し訳なさもありません。子供が産まれたんですから。
「仕事辞めたい」は言っていいのに「育児辞めたい」は言ったらいけない感じはありますよね。もちろん子供を作った責任はあるんですが、周囲が「絶対ギブアップするな」「嫌なら産むな」という感じは親を追い詰めてしまう気がします。結果的に子供を作らないほうが幸せだった夫婦もあると思うんですよ。虐待とか生活苦とか浮気とか。
僕にしてもそうですけど、子供を作るのって勢いなんですよ。ちゃんと育てれる確信なんかない見切り発車なんですよ。それを「無責任だ」と言ってしまったらみんな子供を作れなくなります。でも子供を育てる環境にできないなら子供を作ってほしくないです。戦前とか貧しいのに子供を5人ぐらい産むとかどうやってたんや。家電もないんでしょ。女中さんがいる家ならまだしも。
夫が「子供置いて飲み会行く」のは良くて、妻が「子供置いて飲み会行く」のは良くない感じもありますよね。女性でさえそう思うでしょう。母親が「自由な時間が欲しい」と言うと、育児警察が「子供を見捨てるのか」「分かっていて産んだんだろう」と怒りますよね。思うのもダメですか。妻をカバーできてない夫を叱りましょうよ。
赤子持ち夫婦でNHKの『すくすく子育て』を観るのがとてもいいと思います。模範解答を見てお互いの考えや方針をすり合わせることができるからです。観ていると僕ら2人とも「そんなことで不安になるの?」と驚くことが多いです。親としては「今○○しなかったことで、あとで取り返しのつかないことになるのではないか」という不安が大きいのだと思います。これって子供が不満を持つのではなく、親が耐えられないんですよ。
まず100点の育児(子供に不満がない、泣かない)というのがあって、自分は60点しか取れていない。私が睡眠時間を削れば70点にできるとしたらするかどうか。
例えば冷凍食品を使うことに罪悪感を持つ親もいます。「ほんだしではなくかつお節から出汁を取らないと、子供成長に悪影響を及ぼすのではないか」「手を抜くことは愛情がないことではないのか」とか。僕ら夫婦はなんとも思いません。これも話し合って方針を決めないと夫婦でストレスになります。
100点を目指さないほうがいいです。自分ができる無理のない育児が60点なら、60点を基準にしましょう。子供が2人とかいたら高得点は無理でしょうね。60点の家庭に産まれたあなたの親ガチャ運が悪い。
手を抜くことに罪悪感を感じなくていいです。いかに手を抜いて親が余裕を持つかのほうが大事だと思います。手を抜いてはいけないところはきっちりすればいいだけです。
「私がデスマーチすれば子供は不満を持たないのに」とか。そうしたら親が倒れますよ。
「子供が○○してくれないのは私が○○だからか」とか。子供が言うことを全部聞くわけないじゃないですか。
トイレに行きたいのに赤子がずっと泣きやまない場合どうしますか? 自分を犠牲にするか赤子を犠牲にするかの選択の連続です。しかし0か100かの話ではありません。50対50ぐらいでもいいのではないでしょうか。
僕は夫のスタンスとして「母乳を出す以外全部やる」と思ってやっています。もし妻が倒れたら僕が全部やることになりますしね。帰宅してドアを開ける前に、妻が体調不良で、家事未着手で、昼食食べてなくて、授乳もできてなくて、赤子がギャン泣きで、ぐらいのつもりでいます。
夫が育児を「手伝う」というスタンスがダメなんですよ。育児を「する」んですよ。手伝い気分だから、2日ぶりの排便でおむつからあふれた状態の処理とか嫌でしょう。「手伝いなのにそこまでしたくない」と思ってしまうんですよ。僕はストレスないですよ。「2人でいるときに出してくれてありがとう」と思いますよ。
育児に必要なのはシステムですよ。才能ではありません。愛や精神力でも力尽きます。産む前から無理のない育児が継続できるシステムを作るべきです。夫が仕事で遅くなるなら里帰り出産・育児するとか。
僕がワンオペするとしたら、金に糸目を付けずにやります。買い物は生協と楽天で外出なし。料理は冷凍・レトルトなどで5分以内調理。ベビーシッター呼び放題。昼夜の概念をなくして赤子が寝たら自分も寝るし、食べたいときに食事。1人だとどうしてもお風呂が難しいんですよね。世の夫には妻をワンオペさせるなら、せめてお金の無制限利用を承諾してほしい。
赤子が産まれて大変ですが、僕ら夫婦に笑顔が増えたのは確かです。赤子が笑顔になったり何かができたりするとこちらも嬉しいです。
6月に僕は育休1カ月を取ります。給付金をもらえる育休のラスト1カ月です。妻が6月から職場復帰、赤子は保育所に入所。最初は慣らし保育で1日おきに保育所に行かせます。妻も最初は復職で大変ですから僕が家事をします。保育所の日は執筆します。僕は働きたくないですからね。
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なぜ「そこまでしたくない」と思ってしまうのか 2
男女差恋愛学78。男性の恋愛編。筆者は既婚男性。
なぜ男性は「彼女が欲しいけどそこまでしたくない」「そこまでして彼女が欲しいと思わない」と思ってしまうのか。前回はプライドの問題について書きました。今回は生活満足度の問題についてです。
男性は生活満足度が高い
男女とも生活満足度が50を下回ると不満を感じるとします。
まず初期値は自己肯定感によります。恋人がいてもお金持ちでも、自己肯定感が低いと不幸に感じます。男性は平均60、女性は平均40ぐらいではないでしょうか。男性は謎のポジティブにより自己肯定感が高く、「自分は努力せず彼女ができる」「なんとかなるだろ」と思ってしまいます。女性がマイナス思考寄りなのは身を守るための初期設計です。
「恋人がいない(女性の場合は結婚していない)」のマイナスが男女で違います。女性は年齢分マイナスになります。30歳だと-30です。男性はその半分ぐらいです。結婚願望が強い女性が希望年齢までに結婚できていないとマイナスが加算されます。周りが次々結婚したりしてもそうです。
男性の場合は童貞コンプレックスで、マイナスが加算(人による)されますが、非童貞はそれが0になります。
その他のプラスの要素とマイナスの要素は人によって違います。趣味の充実が+10ぐらいの人もいれば+50行く人もいます。将来の不安が男性は-5で、女性は-30だったり。
これらを合算して、男性は50を下回って生活に不満を持つ人はあまりいません。独身女性はほとんど下回っています。0を下回る女性もいます。多くの男性は彼女がいなくても生活満足度が高いので「そこまでして彼女が欲しいと思わない」と思ってしまうのです。
男性は生活満足度を下げたくない
「最終的に彼女ができて100になるとしても、今の70が1度でも40に落ちるのは嫌。人によっては60でも嫌。70からコストなしリスクなし努力なしで100になるなら恋愛したい」
文字に起こしたらかなり酷いですが、あなたもこんなことを思っているでしょう。好きな女性がいても恋愛活動自体、趣味活動に使うお金や時間が減ってしまうので生活満足度が下がる。恋愛活動でプライドが傷ついても生活満足度が下がる。それなら恋愛活動はしない。
「交際できたとしても、彼女が自分の生活や趣味に口出ししてきて、生活満足度が50に下がることがあるなら彼女は欲しくない」
彼女はあなたのママではないので、あなたの都合よくは付き合ってくれません。そんな女性は存在しないので、求めるぐらいなら恋愛しないほうがいいです。相手女性を不幸にします。
筆者は現在、結婚して赤子がいますが、交際以降の生活満足度は交際前よりも高いと感じています。もちろんストレスなことがあったり、自分の時間がもっと欲しかったりしますが、プラスと相殺しても十分にプラスです。ただし、筆者はそんな関係を築ける相手を選んだし、関係を築く努力はしています。
「彼女がいなくても結婚してなくても別に不利益がない」
今や「男は結婚してないと一人前ではない」という風潮もなくなってきました。あなたの人生なので「親を安心させるために結婚」なんて考える必要はないと筆者も思います。でも本当に不利益がないでしょうか?
この先の生活満足度
あなたが40歳になって今の生活のままでも、生活満足度は変わらないでしょうか? 40歳でまだ彼女がいたことないし童貞。仕事も変わらず平社員や非正規。体力や意欲が落ちて以前のように趣味に没頭もできない。
みなさんの職場の40歳独身男性は、幸せそうでもないけどつらそうでもないように見えると思います。それは恋愛や結婚から解脱して悟りを開いているからです。あなたもそうなりますけどいいですか?
恋愛活動でそんなに生活満足度が下がるのか、といえば筆者はそうは思いませんでした。心的距離が縮まっていくのは「受けいれてもらえた」「こんな自分でも女性が応じてくれた」と嬉しいものですよ。そのためならお金も時間も不満なく使えますよ。
女性は「付き合う直前が恋愛で1番楽しい」と言ったりしますが、男性は多分1番苦しい人が多いと思います。苦しさを逃れるために早すぎる告白をしてしまうこともあります。失恋はつらいですが、男性のほうが立ち直りは早いです。だって好き候補の女性が他に何人もいますしできますから。
やっぱり彼女がいるほうが生活満足度は高いですよ。無趣味の男性でも性欲はありますから。
「ハードルが低いなら恋愛してもいいけど……」
「きっかけがあれば」「勝算があれば」
きっかけも勝算も自分が0から作るものです。自然発生はしないので待つのはやめましょう。
「心の準備がまだできていない」
心の準備ができることは永遠にないです。恋愛って心臓バクバクしながら声をかけたり、電話をかけたりするんですよ。
「相手が運命の人なら自然に惹かれあうのでは?」
知人・両親・親戚に出会い方を訊いてみてください。自然に惹かれあったり、ドラマチックな出会いをした人はほとんどいないです。
「恋愛にはテクニックが必要だと言われると抵抗を感じる」「テクニックで好きにさせるのは不純ではないか」「恋愛のテクニックとはヤリチンが使うものではないか」
かといって女性を簡単に落とすテクは知りたいんでしょ? 就活で面接の練習や準備をするのと同じです。その努力をしない男性を女性は好きにならないですよ。
「今の生活満足度を下げずに彼女を作れて、彼女との交際で生活満足度が落ちることがないなら、彼女を作りたい。できれば3・4人欲しい」
異世界に転生するしかないよね。
人間はしたくないことはしない
童貞良書『モテるマンガ』第5巻より。
(自分が上位になれるグループを探す話)
男「いやぁ参考になったな…!」
男「そうでござるな! サークルやスクールにも行くべきだと分かりましたな!」
男「そうですね…! パーティとかにも行ってみたいですね…!」
女多「だからお前たちはダメなんだ! お前たちはこの後! 決して! 一度も! 絶対! パーティーにもサークルにも勉強会にも行くことはなく! しばらくしてこの話も忘れ! ただいつもと変わらないモテない日々を繰り返すのみだ! これは読者も同じだ! この漫画を読んで『いつかパーティに行こう…!」』『オフ会とかも参加しないとなぁ…!」なんて考えるだけ考える! しかし! 数日後! いや数分後には! 『まぁまたいつか』なんて考え何もしないまま貴重な時間をムダにしていく! いやこの知識すら忘れているかもしれない! (略) なんにせよ大切なのは毎日繰り返すこと! そうすれば一つ一つの行動がどんなに弱くても最終的にお前は究極にモテていく!」
知識だけ身に付けても彼女はできないんですよ。「いつかやろう」と今始めないのも、本音は「そこまでしたくない」からです。今この記事を読んでいても、何もしないなら生活は何も変わらないですよ、この先ずっと。
過去記事『あなたが恋愛活動をしない理由』を参照。
「彼女が欲しいなら今すぐ鼻毛チェックしろ」
と言われてもあなたはしないでしょう。
「俺は鼻毛なんか出てない」
「鼻毛が出ていても彼女ができる」
「分かってるけど面倒くさい」
仕事やスポーツなら努力するのに恋愛だとしたくない。「そこまでしたくない」と思っているうちはラッキーでも彼女はできないですよ。なぜいくら恋愛記事を読んでも意識が変わらないのか。
「意識を変えたら行動できる」のではなく、「行動したら意識が変わる」からです。
だってここまで読んでもまだ「そこまでしたくない」でしょう? 立ち止まって考え続けるからしたくないんですよ。自分を説得しようとしないほうがいいです。恋愛するメリット・デメリットなんてどうでもいいんですよ。「俺は彼女が欲しい」でいいんです。行動しましょう。
男女差恋愛学『男性の恋愛 基本編』はこれで終わりです。読んでくださりありがとうございました。次回からはアプローチ編です。これからも筆者は一生懸命記事を書きますので、みなさんも行動して、意識を変えて、是非彼女を作ってください。
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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。
※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。
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【雑記】
で、
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