初会話の振る舞いの注意点
男女差恋愛学89。男性の恋愛編。筆者は既婚男性。
前回記事『初会話は始球式』に続き、初会話での振る舞いについてです。
メラビアンの法則。話の内容よりも伝え方が大事。話者に好感を持つかは、表情・態度・ボディランゲージが55%、声・口調が38%、話の内容が7%。何を話すかよりもどう話すかのほうが重要です。
方針
初対面では「まともな人」と思われれば十分であり、好印象を持たれようとしたり、好意を示す言動で恋愛のアプローチをすることはしてはいけません。女性は基本的に知らない男性のことは怖いと警戒していますので、それを解消するだけの意識を持ちましょう。
方針においては「こうしましょう」よりも「これをしたらダメです」ということが多いです。
仲良くなろうとしなくていい。親睦を深めようとしない。馴れ馴れしくしない。アプローチではないにしても、初対面でそれらは求められてませんし踏み込みすぎです。なにより失敗しやすいのでしないほうがいいです。これから先、徐々に仲良くなりましょう。
笑いを取ろうとしなくていい。何か褒めようとしなくていい。おせっかいしない。「相手のために」とか言ってやりすぎなんですよ。やめましょう。
イキらない。マウントを取らない。様子見でパワハラしてみない。男性は部活で新入生が入ったら「舐められたくない」と過剰に思ってきつく当たったりします。見栄を張ると女性からは「この人見栄を張ってる」とマイナスの印象を持たれます。
様子見で軽いセクハラ質問してみない。「どんな反応するかな?」と考える時点で頭がおかしいですし、軽くてもセクハラです。
相手女性の容姿によって態度を変えない。顔に出るんですよ、我々男性は。
表情
恋愛初心者男性は意識して明るい表情をしないと、緊張した表情か無表情になりやすいです。初対面の会話が苦手だと「あ、会話しないといけない感じになる」と思うと気まずい表情になったりします。緊張した表情だと女性からは「格下」「頼りにならない」と思われますし、無表情だと「会う前から私は良く思われてなかったのか」と思われます。
そのときちょうどイライラしていたり、落ち込んでいたり、作業に集中したりすると怒っている表情に見えます。女性からは「怖い人」「一緒にいたくない」と思われますし、たまたまそのときだけだったとしても、第一印象として基準になってしまいます。
無理に笑顔までしなくていいですが、明るい表情は心掛けてください。そして上玉女性と出会えたことでニヤニヤしないでください。
視線
目を合わさない。キョロキョロする。緊張しすぎです。すぐには治せません。なぜそうなるのか分析して克服してください。
目を見続ける。目力が強い。「怒っているのか」「怖い人かも」と思われます。
上から目線で相手を観察。体型をじっくり審査。これは相手に伝わります。やめましょう。
反応
こちらの反応が薄いと相手女性は不安になります。相手に興味を持っていることと、相手と良い関係を築く気があることを、まともな人である範囲で伝わるように反応しましょう。オーバーリアクションをしたり大笑いをすると引かれますので適度な反応をしましょう。
オドオドしている。目を合わせない。小声。早口。挙動不審。自分から声をかけることはない。訊かれたことに単語だけで答える。会話が続かない。女性慣れしていない悲しい男性ですが、相手女性は「私はこの人から嫌われている」「私には興味なさそう」と感じて、以後あなたを避けるということにもなります。
年の差があると若いほうは緊張します。自分のほうが年長なら威圧的にならないように、余裕を持って接しましょう。
不安
「自分なんか相手にしてくれなさそう」
「自分が話しかけるのは迷惑がられるかもしれない」
「美人は俺のことを馬鹿にしているはず」
勝手に決めつけないようにしましょう。その思い込みで挙動不審になってしまいます。女性は人間関係の安定を目指すので、いきなり失礼な態度を取ることはまずありません。取ったとしたらそれは失礼な女性なので相手にしなくていいです。
初対面で童貞だとバレたくないと不安になりますよね。例えば1億円を運んで冷静でいれられる人は少ないと思います。「みんな自分が大金を運んでいることを知っているのでは?」「みんなこの大金を狙っているのでは」と不安になるはずです。童貞コンプレックスも同じです。「自分が童貞だとみんなにバレているのでは?」「みんな自分を馬鹿にしているのでは?」と挙動不審になって童貞だとバレます。女性は別に童貞を馬鹿にしていません。童貞行動は馬鹿にします。
好意をバレたくない、ガツガツしていると思われたくない、とも思いますよね。初対面でアプローチをするべきではないので気にしなくていいです。アプローチしようとするから好意もバレるし、ガツガツになるのです。「まともな人だな」と思われれば十分です。ただ、初対面以降は徐々に好意を示さないと恋愛にはなりません。
恋愛に必要なのは戦略です。男女差を踏まえて恋愛戦略を考えていきましょう。
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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。
※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。
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【雑記】
「自分は口下手だから」「気のきいた会話ができないから」と引っ込み思案になる理由はあるでしょうが、スタート地点から要注意だと、本当はどんなに人柄が良くても「中身を知る」ところまで到達せずに終わってしまいます。
強気の人になると「なんだよ、もっとオレのことをほめろよ。ほら聞いてんのか?」とばかりに視線でひっぱたきます。
チカン、下着泥棒、ストーカー、レイプ……。これらを実際に行う男性は限られることはわかっていますが、「ボクは安全」というマークを男性はつけているわけではありません。女性は自分を守るために、男性と接するときには警戒するというわけです。