パーソナルスペースと心的距離
男女差恋愛学５２。男性の恋愛編。筆者は既婚男性。
男性が恋愛で失敗しやすいのが距離感です。距離感には物理的距離のパーソナルスペースと、どこまで心を許しているかの心的距離の２つがあります。
パーソナルスペース
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恋人 家族 |
５０ｃｍ |
手がつなげる距離 |
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友達 同僚 |
１ｍ |
手渡しできる距離 |
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他人 |
１～３ｍ |
警戒しない距離 |
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意識しない |
３ｍ～ |
雑踏 |
分類は筆者の独断です。
外交的だと近くなるのが早く、内向的だと近くなるのが遅いです。また、男性から女性へは近くなるのが早く、女性から男性へは近くなるのが遅いです。ですので男性と女性で物理的距離感にギャップが出やすく、特に童貞は見誤ります。女性にあとずさりされたら近すぎです。恋愛初期で女性に対して近すぎると「距離感がおかしい」「怖い」「体目当て」と思われて以後敬遠されます。
ボディタッチは男性が女性からされたら嬉しいですが、逆では不快や恐怖です。肩に触れるぐらいでもですよ。普通にセクハラ行為です。ボディタッチされても拒否されないか試しているように見えます（拒否されなかったらまたする）。関係を進展させる目的でするのは逆効果です。握手や、顔を近づけたり、耳打ちもダメです。
筆者は「付き合うまではボディタッチをすべきではない」と考えています。親密になってきたとしても付き合う前にボディタッチはやめましょう。「告白前に手をつなげ」という恋愛テクはあるんですが、リスクが大きいです。女性側が誤解や警戒するものありますが、男性側がタイミングや加減が分からないでしょう。初めてなのにうまく手をつなげる自信がありますか？ 拒否されないか相手を試すとしても試しすぎだと思います。
ボディタッチしなくても密室で自分と相手女性で２人きりならないようにしましょう。女性側は不安になりますし、故意に２人きりにされたなら警戒もします。恋愛序盤に女性に声をかけるのは周りの目がある場所でしたほうがいいです。雑談をするにしても、誰もいないような場所だと女性を不安にさせるので望ましくないです。そういう場所ならあえて声をかけないでおきます。初回デートも個室で２人きりになる場所はやめましょう。
心的距離
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１０ｍ |
挨拶ができる |
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９ｍ |
業務的な話題を話せる |
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８ｍ |
無難な話題を話せる |
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７ｍ |
趣味の話題を話せる |
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６ｍ |
休日に何をしているか（真実）を話せる |
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５ｍ |
恋愛経験を話せる |
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４ｍ |
住所を教えることができる |
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３ｍ |
両親に紹介ができる |
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２ｍ |
言いづらい家庭の事情を話せる |
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１ｍ |
自分のトラウマやコンプレックスを話せる |
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０ｍ |
男性：暗証番号を言える 女性：「中出しして」と言える |
最後に突然性行為が始まったので、驚かれたことと思いますが、女性はそこがＭＡＸです。交際開始は３・４ｍあたりでしょうか。友達となら１ｍまでは行けますが、０ｍは結婚しないとできないことです。
「恋人よりも友達といたほうが落ち着くし楽しい」という場合は、その恋人よりも友達のほうが心理的距離が近いということです。
無難な話題は、天気のことや最近のニュースのことなどです。だからみんな天気のことを話すのです。女性は個人情報や趣味や思想についてのことはむやみに知られたくありません。心理的距離が遠い段階で訊かれると「自分の事を詮索してきて怖い」と感じます。
「休日は何をしてるの？」は定番の質問ですが、そこまでの心的距離がなかったら本当のことは教えず「まあ、家でダラダラしてる」「買い物行ったり」とか誤魔化されます。初対面で訊くとなおさら警戒されます。
心的距離を決めるのは女性です。男性が相手女性を好きで「自分のトラウマさえ話せる」と話しても、相手がそこまでの距離でなければドン引きです。この心的距離は女性が表の項目を話してくれたら「あ、今何ｍまで許されてるんだ」と確認するためのものです。
女性の心的距離の個人差
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外向的 |
恋人１～２ｍ 友達３～８ｍ 知人９～１０ｍ |
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内向的 |
恋人１～２ｍ 友達３～５ｍ 知人６～１０ｍ |
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メンヘラ |
恋人１～５ｍ 友達６～８ｍ 知人９～１０ｍ |
その女性は他の男性とはどのぐらいの心的距離で接しているか観察しましょう。その女性は誰に対しても近いのか遠いのか。自分は他の男性たちより近いのか遠いのか。女性がお菓子を配るとき、好意がある男性にはちょっと良いものを渡したりします。
女性なら他人同士の心的距離も観察しています。男女だけではなく同性同士の心的距離まで目測をつけています。女性にとって人間関係の把握が死活問題だからです。
「そんなつもりじゃなかったんです」
「この前仕事でお世話になったお礼です」
「ありがとう。じゃあさ、今度食事に行こうよ」
「す、すみません、そんなつもりじゃなかったんです」
「？」
女性は８ｍの距離感でいたのに、男性は５・６ｍぐらいのことを提案してしまったからです。まーた勇み足で敗北ですよ。
「そんなつもりじゃなかった」とは「お礼はあなたに対するアプローチではない」「あなたに期待を持たせる意図はなかった」「私はあなたほどの心的距離ではない」「あなたは恋愛対象ではない」などの意味合いであって、脈なしです。男性の食事への誘いが早すぎです。じっくり進めればＯＫだったかもしれないのに。
これ女性は男性のことが嫌いな場合もあります。嫌いな男性からお世話になった→借りを作った状態がストレス→早くお礼を与えて清算したい。こんなん男性が好意だと誤解したら地獄じゃん。
就活生と人事担当者が居合わせて雑談
就活生にとってはアピールのチャンスですが、世間話をしているだけという形にします。その世間話で人間性を見てもらう。ここではまだ面接の場ではないということをわきまえる。ここであからさまな好意を示して「自分はこんな優秀な人間です」「入社すれば尽くします」と来られたら、人事担当者は「ＴＰＯが分かってない奴だな」「強引で自分勝手だな」「こいつはナシだな」と一線を引きます。
恋愛も同じように、雑談段階で露骨な恋愛アプローチをしたら引かれるんですよ。「こいつ心的距離が分かってない奴だな。恋愛対象外」と。相手女性の気持ちを考えましょう。
恋愛に必要なのは戦略です。男女差を踏まえて恋愛戦略を考えていきましょう。
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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。
※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。
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【雑記】
セックスする ランク１０ キスをする ランク９ 異性として触れる ランク８ 手を繋ぐ ランク７ 横並びで座り、ちょっと触れる ランク６ ２人でお酒を飲む ランク５ ２人で食事をする（夜） ランク４ ２人で食事をする（昼） ランク３ 業務連絡ではないLINEをする ランク２ 街で会ったら、会話をする ランク１ 街で会ったら、挨拶程度はする ランク０ まず、自分の今のランクが「最低でも」どこ以上か、ということを考えることが重要です。ここで調子に乗って「手くらい繋げる、と思うからランク７ね」というように過大評価をしてしまうと全てが破綻するので注意しましょう。分からなければランク０で構いません。
これが参考になるのはリア充。童貞はまずランク２で死ぬので、筆者はランク４までを詳しく書きます。
高田机上のTwitter https://twitter.com/takatakijou
