男女差会話学 アドバイスしたほうがいい？
男女差恋愛学102。男性の恋愛編。筆者は既婚男性。
恋愛初心者男性に分かりやすく書いているため、女性読者には心外な表現があると思いますがご了承ください。
女性が困っていることの話をしたので、丁寧にアドバイスをしてあげたら表情が曇っていくし、のちにそのアドバイス通りにもしていなかった。アドバイス内容が間違っていた？ もっと話を聴いてアドバイスの精度を上げるべきだった？ アドバイスの言い方がまずかった？
いえ、アドバイスしたこと自体がミスです。
会話原則7 正論は相手も知っている
「あー、痩せたい」（お菓子を食べながら）
「痩せたいならお菓子を食べるのをやめなよ。運動をしなよ」（正論）
「……チッ（ウザいわこいつ。正論で殴ってきやがった）」
男性はこういう矛盾を気持ち悪く感じますが、女性の中では正当に成立し、矛盾（正論）を分かった上でその状況を選んでいます。女性は思っていることと実際取る行動が異なることが多いです。感情が優位だとそうなりやすいです。本気で痩せる気があるならダイエットをするはずです。それでもお菓子を食べているのは、痩せたい（真実）けど痩せる気がないからです。
矛盾しててもいいじゃないですか。相手の感情の話なんですから。それでは相手のためにならない、と言っても例えば部活でも会社でも、OBがやってきて「お前のやり方（考え方）じゃダメだ。こうしろ」と言われたら正論でも嫌でしょう。
まだ心理的距離が遠いなら無難なことだけ言ったほうがいいです。女性との会話では正論・常識・一般論は度外視して、相手が自分に言ってほしい台詞を考えて言ってあげましょう。
「あー、痩せたい」（お菓子を食べながら）「痩せたいのにお菓子が口に入ってこようとするよね」
「ほんとそれ（ほんとそれ）」
会話原則8 自分の価値観・正義を押し付けない
「サービス残業させられた……」
「労働基準監督署に通報しなよ！」「上司にセクハラ発言された……」「弁護士に相談しなよ！」「友達が幸せ自慢してくる……」「縁切りなよ！」
男性の思う「自分だったらこうする」は全く役に立ちません。それどころかドヤ顔されたり「俺の助言に従うべきだ」と強要されたり害悪です。自分が言ってスッキリしたいだけの自己満足になったりします。
相手女性の立場・状況・方針があります。女性の人間関係の均衡を崩してはいけません。複雑な事情があるんです。分からないのに口を出すべきじゃないんです。「戦争なんてやめればいいじゃん」でこの世の戦争が終わると思いますか？
プラス思考の押し付けもキツイです。そりゃプラス思考になれればいいですが、これも合う合わないがあります。自分が正しいと思うものが相手にも正しいとか合うとは限りません。そもそもプラス思考になれないから弱音吐いてんだよ聴けよ。
男性がアドバイスするときって、相手の感情の話を受けとめていないんですよ。状況を改善する話になりますから。そこで女性はガッカリします。感情の話なんですよ。感情を聴いてほしいんです。「相手のために」と嫌われる勇気を持たないでください。嫌われて終わります。
「全然良かった」
日本語が間違っていることを指摘したいでしょう。しないほうがいいです。女性なら会話上に問題がなければ指摘しないです。男性の指摘の仕方は、女性からするときつく思われることがあるので「ちょっと間違えただけであんなふうに言わなくてもいいのに」と恋愛対象外にされる可能性があります。
会話原則9 前進しなくていい
男性のアドバイスは前進するための物が多いです。男性は「相手の問題を解決したら（解決策をあげたら）心が楽になるはず」と思ってアドバイスしますが、楽にならないし解決策はもう分かっているけど実行できないんですよ。解決策をあげてもどうせその通りにしませんよ。できないんですから。
男性は相手の目標を仮定して話を進めますが、女性はそれを求めていないことが多いです。話を最後まで聴いてあげて、共感して（演技でもいいです）感情を受けとめてあげる。それを求められています。「まあちょっと休もうや」ぐらいのスタンスで話しましょう。
「それじゃあ何も改善しないからまたトラブルやストレスになるじゃん」
それも分かってます。だからまた話を聴いてあげるんですよ。
前進するかどうかはその女性次第です。こちらは前進する姿勢があるかどうか見て、女性の人間性を判断しましょう。毎回愚痴でしかないなら前進しない人だということです。
まとめ
アドバイスは相手のためを思っての行為なのでしてもいいと思いますが、相手の感情に即したものでないといけません。相手のためであっても相手が不快なら、それは男性の自己満足に過ぎないし交際は遠ざかります。
良い結果になるかどうかを考えましょう。解決策を教えてあげても相手の感情がマイナスになってはお互い良い結果にはなりません。状況ではなく相手の感情を良くしてあげるのです。
アドバイスしたがるのはプレゼント攻勢と同じです。俺は価値のある情報を与えた。俺といると得するよ。点数稼ぎ。格下感があってウザいのと同時に、悪意がない親切なので断りづらいんですよ。親切なクソリプです。
アドバイスは話を全部聴いたあとで求められたらしましょう。それも「こうすればいい」と最善策の提示ではなく、できればコンセプトが違う3･4策の選択肢をあげる。最善策1本だと「これをしないあなたは間違っている」みたいなプレッシャーをかけてしまいます。
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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。
※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。
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【雑記】
この世には、どう考えても正論ではない悪がはびこっているのも間違いありません。
正しいのに、なぜ許されないのか、という気持ちもわかります。
ですが、それは他でもない貴方様自身を苦しめることになります。
だから、どうかやめてください。正論は誰も救わない、味方も敵も自分自身も救わない。
その悪を是正するにしても、その悪を見逃して生きていくにしても、それでも正論を使ってはいけない。
相談をされた時には相手の話を真剣に聞いてあげるだけで十分なのです。相手が望んでいるのは根本的な問題の解決ではなく「自分の悩みを聞いてほしい」という悩みの解決に他なりません。
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男女差会話学 相手はキャバ嬢ではない
男女差恋愛学101。男性の恋愛編。筆者は既婚男性。
恋愛初心者男性に分かりやすく書いているため、女性読者には心外な表現があると思いますがご了承ください。
女性との会話が盛り上がったのにデートは断られるしLINEは既読無視。あんなに笑顔で聴いてくれたのに。「すごいですねー」って言ってくれたのに。デートも「行きたいですよねー」って言ってたのに……。
話が盛り上がったんじゃなくて、女性が話を合わせてくれていただけなんですよ。女性はできれば誰とも対立したくないので、表面上は良好な関係に見せるため渋々キャバ嬢対応をします。そんな対応をさせるような会話をしてはいけません。
会話原則4 見栄を張らない
自慢話をやめましょう。知識、学歴、実績、多忙、筋肉、酒豪、愛車、不健康など。男性がやってしまいがちなのは知識披露です。「相手のため」「自分だったら知りたいから」「博識と思われたい」などの動機。求められていない知識披露は悪印象なので、知識を語るなら5秒以内で簡潔に。続きは訊かれたら話しましょう。
ドヤ顔をやめましょう。知識披露が良くないのは無意識にドヤ顔をしてしまうからです。知識以外でも疑問に答えたとかアドバイスをしたときなどドヤ顔しやすいので気を付けましょう。
張り合うのをやめましょう。男性同士ならノリが分かりますが、女性だと敵意に感じます。ガチの張り合いだと器の小ささが際立つのでやめましょう。
間違いは認め、悪いなら謝りましょう。負けでも無能でも失点でもありません。人間性を疑われますし、「交際したらいつも我慢を強要されそう」と感じます。女性は素直に謝る男性に好感を持ちます。
不機嫌に転じるのをやめましょう。マウントを取られたと感じたとき。間違いを指摘されたとき。自分の主張が通らないとき。女性がキャバ嬢対応するのは、男性が不機嫌になるほうが怖いし面倒だからでもあります。
これらは全部見栄によるものなんですよ。プラスに見られたいとかマイナスに見られたくないとか。見栄を張る男性って女性からはとてもみっともなく見えます。恋愛対象外です。
会話原則5 上から目線にならない
とりあえず女性にマウントを取る男性がいます。女性は男性に都合よく扱われて当然と信じており、マウントに屈しない女性を「かわいげがない」「そんなんじゃ彼氏できないよ」と非難します。女性がキャバ嬢対応してくれるのをいいことに調子に乗ります。絶対モテません。
上から目線には2つあり、自分を上げるか相手を下げるかです。知識で言えば「俺はこんなにも知っている」と威張るのと、「そんなことも知らないの？」とけなしたりします。男性が知識披露でどっちの感じも出さずに伝えるのは中々難しいですので、やっぱり知識披露は控えたほうがいいです。それより相手の話を聴きましょう。
上から目線も見栄のうちですが、女性はモラハラに感じますし、マウントを取られて「この人素敵」とはなりません。「思いやりがない」「相手によって態度を変える」「恋人を大事にしなさそう」と感じます。
相手女性が部下や後輩であっても、立場が上なだけであなたが偉い訳でも男性が上な訳でもありません。あなたが尊敬される人間ならば、女性は自然に慕ってくれますしそれを目指さなければなりません。
会話原則6 卑屈にならない
恋愛経験0の地蔵童貞は逆に下から目線で「どうせ自分は女性とうまく会話できない」と卑屈になりやすいです。相手がマジのキャバ嬢であっても「この人はお金がもらえるから自分と話してくれるんだ」と思って話せないでしょう。
会話がうまくいかなかったら惨めに感じるかもしれませんが、どの女性からも相手にされていない現状は十分に惨めですよ。失う物はないじゃないですか。今気づきましたか。
そんな自分がキャバ嬢ではない（お金を渡していない）女性とうまく会話ができるようになったらすごくないですか？ 会話は技術ですから身につけばうまくできます。勇気を少し出してください。まず卑屈を治さないと彼女もできません。
（再掲）緊張して何を話したらいいか分からない問題
緊張なら話題どうこうではありません。まず確認すべきは誰に緊張するかです。
相手が店員女性でも緊張しますか？ → しないなら知り合い女性で緊張。
相手がブス女性でも緊張しますか？ → しないなら恋愛対象女性で緊張。
相手が中年女性でも緊張しますか？ → しないなら同年代女性で緊張。
相手が男性でも緊張しますか？ → しないなら女性全般で緊張。するなら恋愛以前の問題。
相手に対して「失敗したくない」「失敗を見られたくない」と思うと緊張します。何をもって失敗かと考えると恋愛対象外にされることのはずです。当たり障りない会話でそれにされることはないですよ。話題ではないんですよ。オドオドした態度で恋愛対象外にされます。
緊張を減らすためには場数を増やすことです。まず緊張しない女性と多く話し、次に緊張する女性とも会話を増やしましょう。それと知識を持つことです。男女差を学んで知識量で余裕を持ちましょう。
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※男女差は当てはまらないことが大いにあります。
※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。
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【雑記】
婚活パーティでもお見合いでも、さらに言うとデートでも、楽しく過ごせて「うまくいった」と思ったのに、その後の交際に繋がらなかった経験はございませんか？
それは「楽しかった」＝「成功」ではないということです。
１．女性は「面白い話」より「たわいもない話」を求めている
２．彼女だけを気にかけて集中して話を聴く
３．女性の「小さな変化」を褒める
４．「自分の弱さ」を素直に出すほうが会話が弾む
５．女性との会話の最大の武器は「共感力」
６．会話の「オチ」より「プロセス」重視の女心
７．批評、知識の披露はNG「感じたこと」「考え」を伝える
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