【男性向け良書】漫画『ラブホの上野さん』

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作:上野/画:博士 漫画『ラブホの上野さん

 

恋愛初心者男性に何か漫画を1作品おすすめするとしたら『ラブホの上野さん』です!

男性向け恋愛指南漫画。ほぼすべて1話完結の話。毎回モテない男性が登場して、上野さんが恋愛指南して自分のラブホを案内して終わります。コメディーベースで笑って読めます。ラブホを舞台にした物語漫画ではありません。

恋愛のアプローチがうまくいっていない男性に。長々とした活字を読んでいられない男性に。できれば全男性に読んでもらいたいです。彼女と円満な関係を築くのにもとても参考になります。

上野さんは実在するラブホスタッフの方で、ツイッターでの恋愛指南やラブホ裏話が話題になり漫画化され、ドラマ化されました。現在も自身のサイトや連載情報サイトで恋愛相談などを書かれておられます。

 

コミックスの各話をまとめました。

第1話

女性をラブホに連れ込めるまでのステップは大きく分けて3段階。1.手をつなぐ。2.サインを発信する。3.ホテルへ誘導する。

第2話

ナンパの声のかけ方。フットインザドア。無意識で答えられる質問が良い。「あのー」など余計な言葉をつけない。

第3話

女性との会話のコツ。あとから説明が必要なジョークはあまりウケない。ゲスな話題ほど喜ぶ人が多い。

第4話

ラブホの受付で女性が帰ってしまう。女性にNOと言わせない方法。相手に考える時間を与えない。既成事実を作る。

第5話

自分の好みをはっきり自身で口にすること。ただし異性には言わない。×「素敵な人がいたら紹介してよ」 〇「私と趣味の合う人がいたら紹介してよ」

第6話

しつこい男は、失敗した口説き方をまた繰り返し失敗する。諦めない男は、誘い方を変えたり自身の魅力を磨いたりして前とは違うことをアピールする。

第7話

好きでもない男性からのガチデートの誘いは女性からしたら重い。こいつヤル気マンマンじゃん。初回はカフェで1時間おしゃべりするぐらいが良い。

 

第8話

相手の考えや悩みを当てるのは人心掌握に効果的。「(相手の職業) 悩み」でググって調べておく。

第9話

グループ内の役割とヒエラルキー5階層。なにより重要なのは自分に対する自信。勝てないなら別の集団へ行くべき。

第10話

身だしなみ。女性は相手の誘いを断る理由を探している。「面接官も女性も内面を見てくれるはず」は期待しすぎ。

第11話

恋人とのデート代は男性が奢るべきか。割り勘にするならデートの最初に言う。「奢ってやった」「奢ったんだから性行為できるはず」と思わない。

第12話

メールでの注意点。1つのメールでは1つの内容。話題を統一。テンポを大事に。絵文字は控える。

第13話

デートプランの立て方。ピークエンドの法則。ピークとエンドにお金や演出の力を入れる。

第14話

きっかけとは自ら作るもの。陰での作為は見せないでおくほうが人は幸せになる。

 

第15話

服装。人は見かけで判断し、合わないと思ったら内面は見ない。服が人を作る。外見が変われば周りの反応が変わり、自分の内面も変わる。

第16話

女性との会話。感情が合っていなければ大体何を言っても無駄。話の内容を聴くよりも、相手の気持ちを聴いてそれに共感。

第17話

彼女へのプレゼント。「何が欲しい?」と訊くよりサプライズ。プレゼント選びに役立ちそうな情報を事前に探っておく。ただし流行は変わる。

第18話

男性が誠実だとアピールしても魅力にならない。女性は信用してない。好きな女性以外にも誠実・親切にする。女性はそれを見ている。

第19話

友達止まり。それは女性に安心感しか与えていないから。下手(したて)に出たらダメ。緊張感・ドキドキを与える。相手の本質に踏み込んだ話をする。

第20話

褒めるときは「良いところ」ではなく「変化したところ」を褒める。女性は変化を好まない。以前と違うときに「それは良い変化だよ」と褒める。

第21話

連絡先交換。必要なのは口実でもテクニックでもなく、拒絶されない程度の好感度。口実に頼るのは断られて傷つきたくないから。そんな男性はモテない。

 
ラブホの上野さん (4) (MFコミックス フラッパーシリーズ)
 

第22話

出会いは人の連鎖。彼女になる可能性がない女性を軽視してはいけない。紹介してもらえなくなる。自分の評判が下がる。出会いがあると強引に迫ってしまう。

第23話

モテるための努力。時間がかかりすぎてはいけない。途中で挫折する。大きな目標を立てる人は変化を避けているだけ。努力すべきなのは身だしなみ。

第24話

「なんでもいい」はなんでもよくない。人は「自分が何をしたいか」を分かってない。「AとBならどっちがいい?」 あらかじめ候補を用意して提案する。女性は自分の望みを当ててほしい。

第25話

自慢したいことを直接自慢してはいけない。自慢ではなくにおわせる。女友達がいるというのは「この男性は大丈夫」というお墨付き。

第26話

質問形式のメールがいいのか。女性は「こいつ私とメールしたいだけだ」と見抜く。口実に頼るのが男らしくない。「会話をしたい」気持ちを隠さない。催促メールは厳禁。

第27話

モテるのは優しさか強引さか。優しいだけでは物足りない。強引なのはただの高圧的。ダメなイジリは暴言、セクハラ、タブー。

 

ラブホの上野さん 5 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

ラブホの上野さん 5 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

 

第28話

良い男とそうでない男の差。良い男→指摘されたら改善→磨けば光る男。そうでない男→「身だしなみが大事」→そんなの知ってる→実践はしない→お前のこと。

第29話

幕間。

第30話

トラブルに弱い男。適切な待ち合わせ場所とは。どのようなトラブルが想定されるか。どのような解決方法を用意するか。待ち合わせ二十一カ条。想定すれば冷静に対応できる。

第31話

幕間。

第32話

デートを誘うタイミング。デートまでの期間がどれだけあるか。女性には準備がある。直前の誘いだと「暇な女と思われたくない」と断る。各デート先に何日前に誘うかの目安。当日誘うのはダメ。「当日誘っても応じる軽い女だと思われるのか」と断る。

第33話

幕間。

第34話

プレゼントの予算のかけ方。高いコーヒーを紙コップで飲むと味気ない。プレゼントは素敵な思い出を渡す総合芸術。予算=物+包装+演出(食事)。

第35話

幕間。

 

ラブホの上野さん 6 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

ラブホの上野さん 6 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

 

第36話

脈なしサインに対する勘違い。仮に脈なしサインが出たら致命的なのか。脈は作るもの。脈がなかったらあきらめる→本当に好きなの? 想像力が欠けるとストーカー。

第37話

女性を感動させるのに必要なのは手間。自分のためにここまで手間をかけてくれた。うまくいったデートを繰り返すのは手間がない。同じ場所は使わない。

第38話

悪目立ち。会話をしたことないのに好感度が下がる。TPOや清潔感が不相応な服装。会話に入らない。1位か最下位を取ること。好感度を下げない方法を習得すべき。

第39話

女性の身だしなみを舐めるな。身だしなみをしてない男「ただイケだろ」「女はずるい」 長風呂、ドライヤー、スキンケア、服選び、化粧、ヘアメイク。女性の努力を知ろう。

第40話

日常会話における話の面白さ。経験の再確認(あるあるネタなど)。内輪ネタ。面白い話よりも「あの話面白かったね」と相手と再確認。

第41話

どうやって出会うか。どうやって仲良くなるか。行動を習慣化する。顔なじみになる→信用。挨拶をする。お礼を言う。顔を覚えてもらえる。会話に繋がる。

巻末

私の運命の人はどこにいるのか。運命の人が既婚者だったら?死んだらもう恋はできない? 運命の人はお互いに関係を深めて作るもの。運命の人になり得る人はいくらでもいる。

 

ラブホの上野さん 7 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

ラブホの上野さん 7 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

 

第42話

質問の仕方。5W1Hは事実確認。それより女性がそのときどう感じたか当てる質問をする。「○○だよね?」「そうそう」 相手のことを把握してないとできない質問。

第43話

女性の悩みにアドバイスしてはいけない。そこにあるのは「話を聴いてほしい」という悩み。共感してもらいたい。聴いたうえであと押しして勇気を与える。聴かないと信頼されない。

第44話

集団内でのモテる役割。すべきは人が不足しているポジション。状況を考える男性がモテる。「嫌われたくない」「点数稼ぎ」だとモテない。自分に自信がないから役に立ちたい。

第45話

女性はチビが嫌いなのではなく、コンプレックスで性格が歪んだチビが嫌い。高いに越したことはないが低いとダメな訳じゃない。身長、顔、学歴、髪の毛、肥満。開き直るのは違う。自分が気にしないのではなく相手に気にさせないこと。

 

ラブホの上野さん 8 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

ラブホの上野さん 8 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

 

第46話

初回デートでファミレスがダメな理由。楽しい会話、非日常感を目的にするには不適格。安価→あなたにお金・労力はかけませんと感じる。

第47話

卑屈、自虐。→悪い結果のときの予防線。そんな奴と付き合いたいと思わない。みんな自信などない。「自分で決める」「責任を取る」から自信があるように見える。

第48話

婚活のヤリモク。イケメンでハイスぺで話が面白い→婚活しなくてもモテるので来るはずない。奥手の良い男性を探すべき。ヤリチンには身元を特定する質問をする。

第49話

良い男性は女性を叱れる。女性が悪いこと・危ないことをしたなら叱る。短期恋愛なら甘やかすのは有効だが、自分を叱れない男性は尊敬されない。

第50話

女性との会話。知識の披露ではなく、クイズにしてまず自分が回答者になる。「何部だった?当てるね。俺は何部だったと思う?」

巻末

焼肉デート。女性は友達止まりと彼氏としか来ない。匂いを気にして本命とは来ない。最初のデートは何料理にしたらいいか。

 

ラブホの上野さん 9 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

ラブホの上野さん 9 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

 

第51話

人間が好意を持つには「してもらう」と「してあげる」の2つが必要。尽くすだけではダメで、時には相手に頼ってお礼を受け取る。

第52話

マッチングアプリプロフィール画像。女性はその写真が撮られた背景(ストーリー)を考える。顔よりもシチュエーション。

第53話

お友達ゾーンからの脱出。「すごい」と言われる成果を出す。時間を空けて久々の再開。3つ目は最低なゲスの方法。

第54話

女性向け。隙がない女とは。隙があると周りに助けてもらえる。隙がないと賢いが性格の悪い男性に騙される。

第55話

モテない男性がかわいい路線を目指すとキモい。ブスのドジっ娘はかわいくない。カッコいい男性がかわいいことをするとギャップが生まれる。

第56話

モテない男は短期決戦。高田机上がこの話について記事を書きました。

最終話

恋愛テクニックは、使うことと同時に、それを持っている自信が生まれる。

 

 

ドラマ『ラブホの上野さん』もまとめました。

 

ラブホの上野さんリンク


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書籍

上野さんのツイッターまとめ。ラブホ裏話が多い。男女向け。

ラブホの上野さんの恋愛相談

ラブホの上野さんの恋愛相談

 
ラブホの上野さんの恋愛相談 2

ラブホの上野さんの恋愛相談 2

 

ラブホの上野さんの恋愛相談』は女性からの相談が多いですが男性も勉強になります。

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