男「何がいい？」→ダメ 女「なんでもいい」→なんでもよくない

男女差恋愛学170。男性の恋愛編。筆者は既婚男性。 

デート計画を立てる上で、相手女性の希望に沿うデートにしなければいけません。それなら相手にどんなデートをしたいか、どこで食事をしたいかを訊けば間違いない。と思うでしょうけど訊くのは悪手です。

もし「何がいい？」と訊いたら「なんでもいい」と言われるので、「じゃあ俺のおすすめのお店に行こう。松屋の期間限定メニューで……」→LINEブロック→なんでもいいはずなのになぜ？

なぜ男性は「何がいい？」と訊くのか

（再掲）男性側の言い分

女性が行きたいお店、まして相手女性が行きたいお店や食べたい料理なんて分かる訳がない。自分の提案に「そこは嫌だ」と言われたら傷つく、評価が下がる。相手の希望を訊けば失敗はない。もし失敗しても相手が決めたので自分の責任にならない。自分で考えなくて済むので楽。

いつもファストフードしか食べないのでデート用のお店を知らない。知らないことを知られるのが恥ずかしい。提案するために下調べするのが面倒、恥ずかしい。

自分が強引に決めるのではなく、相手の意見を聞ける男だと示したい。希望を訊くほうが優しいと思っている。相手の好きなお店や料理を知りたい。

なぜ「何がいい？」と訊いたらダメなのか

（再掲）女性側の言い分

そういう失敗を恐れて保険をかけてるみたいなスタンスが頼りない。提案をする勇気がないのか。私に責任を負わせるのか。

訊いてくる時点でお前とのデートは楽しくなさそう、行く気をなくす。付き合っても楽しくなさそう。

好きでもない人とのデートなのに私が立案しないといけないの？　気を遣って「ここに行きたい」とか言いづらいし。私が計画したデートをそのままなぞって何が楽しいのか。仕方なく私が提案しても「俺そこは嫌だ」とか言ってきそう。

付き合っても結婚しても私がリードして、その都度イラっとしないといけないのか。私のほうが甘えたいのに。結婚して様々なライフイベントを全部「君の好きにしていいよ」と言ってきそう。家事・育児・家計管理も「君に任せるよ」と言ってきそう。この人と付き合う意味を見出せない。

私に好意があるならがんばれよ。一生懸命考えた提案をして、一生懸命デートして好かれようとしろよ。

女性は結果よりも過程を評価する

女性は自分を特別扱いしてくれるかを見ています。今までの会話などで私のことを分かってくれて、私が喜ぶようなお店やデートを提供してくれるかを知りたい。答え合わせをしたいのに「何がいい？」と訊くのはカンニングなんですよ。手抜きですよ。

手間も大事な要素です。女性は男性が偶然選んだお店がおいしいよりも、男性がグルメサイトやタウン情報誌で調べて、選んだお店がおいしいほうが嬉しいです。男性はなぜこのお店で相手女性が喜んでくれると思ったかを示したほうがいいです。

最悪なのはノープランで合流して「これからどうしようか？」と言うことです。これは男友達の扱いじゃないですか。特別扱い一切なしの脈なしサインだと受け取られます。

（再掲）姫に対して楽をしてはいけない

女性はデート内容や接し方が自分への評価・価値だと感じます。デート内容は「どれぐらい私のことを分かってくれていて配慮してくれたのか」を見られます。「定番だから」「人気だから」で選ぶのは相手のことを分析していません。また、仲良くしようと男友達と同じ接し方をすると女性は「雑に扱われた」と感じます。お姫様扱いをしてください。

なぜ女性は「なんでもいい」と言うのか

●男性の希望に沿わせないといけないから

女性が提案したとして「俺それは苦手」「それ前に食べた」「気分じゃない」「量が少ない」「高い」「遠い」とか言われたら嫌です。言われなくても気を遣って考えるのが負担です。

●責任を負いたくないから

女性が選んだお店がおいしくなかったりしたら女性が責任を感じます。丸投げしたくせに私を責めるのか。

●奢りかどうか分からないから

高めのお店を選んだとして男性に「奢りだから高い店を選んだのか」「どれだけ自分に尽くしてくれるか試してるのか」と思われたくないですよ。かと言って今「割り勘にしましょう」と言ったら「いや奢るよ、と言わせて言質を取る女性」ってなるでしょう。

●気を遣って安いお店でもダメだから

安めのお店を選んだとして男性に「普段そんな安い店で食べてるんだ」「俺に金がなさそうだと思ってるのか」と思われたくないですよ。

●女性らしい回答を求められているから

男性が好きそうな料理を提案して「うわっ」って思われたくない。自分が食べたいものより「うわっ」て思われないものを考えて答えないといけない。

デートを誘われた側なのになんでこんな気疲れするような思いをしないといけないのか。もっとも無難な返答が「なんでもいい」なのです。

なぜ「なんでもいい」と言ったのになんでもよくないのか

「なんでもいい」
「松屋にしよう」
「違うところがいい」
「なんで松屋じゃダメなの？」

訊くな。

男性は「理由を聞いて納得したい」「今後の参考にしたい」と思うでしょうけど、訊いても明確な理由は出てこないですよ。「デートで松屋はダサい」と正直に言えないです。男性は松屋ではないことだけを受け取って、女性に配慮した代案を出しましょう。

女性は「なんで？」と訊かれると「なんで俺の意見に反対するの？」「理解ができないけどなんで？」「俺のことが嫌だから？」と捉えて対立されたように感じるので言わないほうがいいです。

恋愛に必要なのは戦略です。男女差を踏まえて恋愛戦略を考えていきましょう。

------------------------------------------------------

※男女差は当てはまらないことが大いにあります。

※書いてある通りにしても良い結果になるとは限りません。筆者は責任を負いません。

感想・ご意見をお待ちしております。このページ下部の「コメントを書く」かツイッター該当記事にコメント。もしくはメールでお送りください。takatakijou●outlook.com

男女差恋愛学の目次はこちら

【雑記】

「お前が決めろ派」

「何でも良いけど序列はあるよ派」

「嫌われたくない派」

「条件付き何でも良い派」

「本当に何でも良い派」

「全然何でも良くないけど、何が良いか分からない派」

1つ目は「知らない体験をさせてほしい」という気持ち

2つ目は「彼氏に頑張ってほしい」という気持ち

3つ目は「本当にどこでもいい（非日常ならば）」という気持ち

彼女は会う場所はどこでもいいと返信したので彼女の家で会おうと提案したらブロックされました。

高田机上のTwitter　https://twitter.com/takatakijou